劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』の完成披露試写会が4月11日(火)、都内で行われ、主演の鈴木亮平をはじめ、共演する賀来賢人、中条あやみ、要潤、佐野勇斗、ジェシー(SixTONES)、フォンチー、菜々緒、仲里依紗、石田ゆり子、松木彩監督が出席した。
オペ室搭載の大型車両・ERカーで事故や災害現場に駆けつける救命医療チーム「TOKYO MER」の活躍を描いたテレビドラマ「TOKYO MER 走る緊急救命室」の劇場版。会場には約1,000人のファンが駆けつけ、「ひとりも死者を出さないこと」をミッションとするチームの勢ぞろいに大歓声をあげていた。
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チーフドクター・喜多見役で続投する鈴木さんは、「日本初の体験型医療ムービーができた。初っ端から、フルスロットルでいきますから!」と力強いアピール。「自分にとっては、特別な作品であることに間違いない」と思い入れも格別で、「危険に自ら飛び込んで、人を助ける医療従事者の皆さんをたたえたいという気持ちもあった」とドラマの撮影時から抱いていた熱き想いを明かした。
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ただ、ドラマの撮影中は、現在に比べて新型コロナウイルスの感染状況は深刻で、「医療従事者がヒーローのように戦い、死者ゼロで終わるドラマは、どう受け入れられるのか不安もあった」と複雑な胸中も。それでも放送直後から「こういう話が見たかった」という好意的なリアクションが多かったそうで、「誰かのために頑張っている人に、直接エールを届けられているんだと肌で感じた」としみじみふり返った。
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菜々緒さんが「続編はやりたくない! 本当にきつかった」といかに撮影が過酷か明かすと、鈴木さんは「コラっ! でも気持ちは分かる」。さらに「鈴木さんが自分で手術シーンを演じると言い出した」(菜々緒さん)、「だから、私も手術シーンの動画を見た」(中条さん)、「台詞増やしたよね?」(賀来さん)、「睡眠時間もとれずにいた」(要さん)と過酷ゆえの不満が相次いで噴出すると、鈴木さんは「楽しい話をしましょう」と共演陣をなだめていた。
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そんなチームワーク抜群のなか、研修医役で初参戦を飾ったジェシーさんは「このチームに入ること、それに初の医師役で、僕でいいのかと不安もありました」とふり返り、「皆さんに支えていただき、自分も強くなった。完成した映画を見て、ボロボロ泣きましたね。感動しない人はいない」と不安をはねのけ、存在感を示した本作をアピールした。
鈴木さんからは「ジェシーくんのおかげで、平均身長があがりました(笑)。恐れず飛び込んでくれたジェシーくんの頑張りに、僕らも助けられた」と労いの言葉が送られ、ジェシーさんは思わず「うれしいですね」と笑顔を見せていた。
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また、仲さんは喜多見と再婚し妊娠中の千晶を演じており、「ママがユーチューバーじゃなくて、女優だとアピールできる作品!」と喜びの声。「普段はちょっと危なかったり、ハレンチな役が多いので(笑)、やっと家族で見られる作品に出演できて感謝しております」と話していた。
劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』は4月28日(金)より公開。