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ラース・フォン・トリアーが贈る伝説的北欧ホラー「キングダム」“世界初”劇場公開へ

北欧を代表する巨匠ラース・フォン・トリアーが手掛け、90年代、全世界を震撼させ、熱狂的ファンを生んだ伝説のホラーシリーズが完結する『キングダム エクソダス〈脱出〉』が劇場公開決定。日本版ティザーポスタービジュアルが解禁となった。

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『キングダム エクソダス〈脱出〉』© 2022 VIAPLAY GROUP, DR & ZENTROPA ENTERTAINMENTS2 APS
『キングダム エクソダス〈脱出〉』© 2022 VIAPLAY GROUP, DR & ZENTROPA ENTERTAINMENTS2 APS 全 3 枚
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北欧を代表する巨匠ラース・フォン・トリアーが手掛け、90年代に全世界を震撼させ、熱狂的ファンを生んだ伝説のホラーシリーズが完結する『キングダム エクソダス〈脱出〉』が世界初、劇場公開決定。日本版ティザーポスタービジュアルが解禁となった。

デンマークだけでなく、北欧を代表する監督となったラース・フォン・トリアーは、カンヌでのパルムドール受賞など、輝かしい受賞歴を誇る一方で、観る者を挑発する作風で常に物議を醸してきたことでも知られる。

そんなフォン・トリアー監督のフィルモグラフィの中でも、特異な存在となっているのが90年代に制作されたドラマシリーズ「キングダム」。デンマークの架空の病院を舞台に、善良さと狂気を感じさせる登場人物、荒唐無稽なのになぜか惹きつけられるエピソードの数々を交えて展開する同作は、デンマーク本国で最高視聴率50%越えを記録、社会現象を巻き起こした。

ここ日本でも、5時間弱の劇場用映画として2本にまとめられて公開され大ヒットに。その後も、“ホラーの帝王”スティーヴン・キングが作品に惚れ込み、2004年にリメイク版がアメリカで製作されるなど、デヴィッド・リンチの「ツイン・ピークス」と並び、世界中に多くの熱狂的なファンを生んだ傑作ホラーシリーズとなった。しかし、主演俳優であったエルンスト・フーゴ・イエアゴーをはじめ出演者が複数亡くなったことを受け、第2シーズンで制作は中止、未完のままとなっていた。

ところが、2020年12月に突然、最終章である『キングダム エクソダス<脱出>』の制作が発表され、2022年ついに完結。全話5時間以上を繋いだ「映画作品」として、ヴェネチア国際映画祭で異例のプレミア上映を皮切りに、トロント国際映画祭、ニューヨーク映画祭、釜山国際映画祭などでも上映された。

オリジナルキャストも一部続投し、北欧を代表する豪華キャストが集結。『キングダム ll』で父ステラン・スカルスガルドが演じた役のオマージュを演じるアレクサンダー・スカルスガルドや、マッツ・ミケルセンの兄ラース・ミケルセン、フォン・トリアー監督作品の常連でもあるウド・キアも参加。さらに、フォン・トリアー作品への出演経験もある“あの名優”もシークレットゲストとして出演している。

今回解禁されたティザービジュアルは、夢遊病者のカレンの後ろ姿と「キングダム」シリーズの「もうひとりの主役」である謎に包まれた巨大病院=キングダムを背景としたもので、ここから始まる新たな物語を期待させるものとなっている。


映画界の異端児ラース・フォン・トリアーが監督・脚本を手掛けたTVシリーズ


デンマーク出身のラース・フォン・トリアー監督は、1995年に同郷のトマス・ヴィンターベアらとともに、様々な制約の中で映画を製作する「純潔の誓い」と呼ばれる映画運動“ドグマ95”を発表すると、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』ではカンヌ映画祭パルム・ドール(最高賞)を受賞。

ラース・フォン・トリアー監督

近年では、カンヌ映画祭での上映時に激しい暴力シーンで気絶する者も出た『アンチクライスト』、自身のうつ病の経験を基に製作された『メランコリア』、4時間にも及ぶ大長編『ニンフォマニアック』など、新作を発表する度に大きな話題を呼んでいる。2022年、パーキンソン病を患っていることを公表するなど健康面が心配されていたが、最新作『キングダム エクソダス〈脱出〉』がヴェネチア国際映画祭でプレミア上映された際には、オンラインでインタビューに応え、これからも映画製作を続けることを宣言、元気な姿を観客に見せていた。

『キングダム エクソダス〈脱出〉』は7月28日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほかにて全国にて公開。
『キングダム』l&llのデジタル修復版も一挙公開。


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《シネマカフェ編集部》

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