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シズル感がたまらない! 心に栄養をくれる「料理×食」話題のドラマ6選

グルメを題材としたドラマはこれまでにも数多くあったが、このところ、時世の影響もあってか、自分たちで作った料理を自分たちで食べる――「料理×食」をテーマとした作品が、巷で大きな話題を集めている。

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「月読くんの禁断お夜食」第2話(C)テレビ朝日
「月読くんの禁断お夜食」第2話(C)テレビ朝日 全 6 枚
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グルメを題材としたドラマはこれまでにも数多くあったが、このところ、時世の影響もあってか、自分たちで作った料理を自分たちで食べる――「料理×食」をテーマとした作品が、巷で大きな話題を集めている。

そんなシズル感のたまらないドラマを6本を厳選してご紹介していこう。

もはや“食の相性”は、恋愛の必須条件!?
 「隣の男はよく食べる」


「隣の男はよく食べる」第4話

ある日、自宅の鍵を無くした主人公・麻紀(倉科カナ)を、バルコニーから入れてくれた隣人・蒼太(菊池風磨)。明らかに年下の彼に、引け越しになりながらも、お礼の手料理を届けると――「ごちそうさまでした。美味しかったです。また食べたいな」と、彼の肉食な側面が顔を出す。

作った料理を届ける度、美味しそうにパクパク食べる姿に、恋を忘れた独身オトナ女子も思わずキュン。ピュアで不器用な恋の行方が気になる「隣の男はよく食べる」は、美波はるこさんの人気コミックを原作とした注目作だ。

年の差ゆえの感覚のズレや葛藤、相手の行動に一喜一憂する主人公の背中に共感する女性も多いだろう。だが、そんな風につい悶々としてしまう時でも、一緒に食卓を囲むことで「この時間が一番愛おしい」と思えるのは、恋愛において、“食の相性”が大切だからではないだろうか。

ひょんなことから、出会ってすぐに食の相性を確認した2人。今後、関係がどのように進展していくのか。目が離せない一作だ。

第5話あらすじ(毎週水曜日深夜0時30分~テレビ東京系にて放送、Paraviにて毎話独占先行配信中)

大河内麻紀(倉科カナ)は、本宮蒼太(菊池風磨)から好きだと告白される。しかし、結局自分の作るご飯が食べたいだけだと感じ、蒼太とご飯を食べることを避けるように…。そんな中、麻紀は会社で役員たちの話を耳にし、自分は実力ではなく条件的に課長に選ばれたのだと思い込んでしまう。落ち込む麻紀だったが、篠原一義(高橋光臣)の言葉で誤解と知り、自信を取り戻す。本当のことは言葉にしないと伝わらないと思った麻紀は、蒼太に今の気持ちを伝えようと…。


食事は心への“ご褒美”でもある
「月読くんの禁断お夜食」


「ダメになってください。頑張った1日の終わりくらい」というコピーが胸を掴む、禁断のグルメ漫画「月読くんの禁断お夜食」がついに実写化。ジムのカリスマトレーナーとして、みんなの見本となるため、自分に厳しく生きてきたそよぎ(トリンドル玲奈)。

体型維持に余念がなく、食事はあくまで栄養を摂取するためだけのものと思っていた彼女に、謎の男子・月読(萩原利久)が自ら「夜食を作って振る舞うこと」を提案する不思議な始まりの物語だ。

心地良い調理音から、美味しそうな匂いが画面をこえて漂ってくるような料理シーン。「料理×食」ドラマは深夜帯に放送されることが多いので、「夜食」という“ご褒美”感が妙にしっくりくる。人間は、食べなければ生きていけない。ならば、その「食べる」という行為をもっと楽しんでみるのはどうだろうか――と提案されているような気持ちになる本作。

仕事を終えて、心身疲れた夜を舞台に繰り広げられる、食べさせたい男×食べたくない女が織り成す新感覚のラブストーリーをぜひ一度、ご賞味あれ。

第3話あらすじ(毎週土曜日23:30~テレビ朝日にて放送)

カリスマ・パーソナルトレーナーの御神そよぎ(トリンドル玲奈)に【禁断の夜食】を振舞う謎の料理男子・月読悠河(萩原利久)。まだまだ警戒は怠らないそよぎだったが、この日は月読があることで緊張していた。それは、月読を心配した兄・朝日奈大河(浅香航大)が作成した【夜食についての契約書】をそよぎと結ぶためで…。いつものようにエプロン姿で野菜を手際よく切っていく月読。今日こそ、そよぎの「おいしい」を引き出したい月読は、トルコ料理を振舞うのだが…!?


“おうちごはん”の王道は、皆で楽しく!
「かしましめし」


「かしましめし」第4話

おかざき真里さんが描く独特の世界観が魅力の「かしましめし」。美大を卒業後、同級生の死をきっかけに再会したアラサーの男女3人(前田敦子、成海璃子、塩野瑛久)が、それぞれの人生に悩みながらも、みんなで集まっては賑やかな“おうちごはん”を囲み、やがて一緒に暮らすようになるというハートフルな「料理×食」ドラマ。

本作は、思わず頷いてしまうほどの共感度抜群のセリフと、劇中に登場する美味しそうなレシピの数々が最大の魅力。漫画独特の「サクサク」「カリッ」「ジュワー」という擬音が、そのまま映像になって表現されているのが食欲をそそる。

たとえ悩みを直接口に出せなくとも、仲間と「美味しい」を共有することで、心のモヤモヤが晴れていった経験、あなたにもあるのでは…? 

第5話あらすじ(毎週月曜日23:06~テレビ東京にて放送中)

蓮井(渡部篤郎)を招待した日の夜、ナカムラ(成海璃子)は蓮井から千春(前田敦子)と再会した夜の出来事を聞く。その中で、自分たちが一緒にいることは千春にとってよくないのでは…と思い始めるナカムラ。その頃英治(塩野瑛久)は、榮太郎(若林拓也)と仕事上のパートナー・土屋(坂東希)の希望に満ち溢れた夢の話を聞いて、自分も絵を描きたいと決意した矢先、車が飛び出してきて…!? 一方、千春は元上司である沢渡(田村健太郎)から連絡が来ていることをナカムラに打ち明けるが…。


“イソクマ”が合言葉の新感覚ドラマ
「今夜すきやきだよ」


蓮佛美沙子さん演じる内装デザイナーで恋愛体質なあいこと、トリンドル玲奈さん演じる絵本作家でアロマンティックのともこ。正反対な人生を生きてきたように思える2人が、ある再会から、共同生活をスタート。

「今夜すきやきだよ」は、日常生活に当たり前のようにあるジェンダーロールや、婚姻制度、セクシュアリティにまつわる生きづらさへ立ち向かう姿を、美味しいおうちご飯を通して紡いでいく共感度高めのガールズムービーとなっている。

物語の後半、あいこは自分たちの関係を“イソクマ”(イソギンチャクとクマノミの略)と表現。人間界の常識にとらわれず、互いの欠けている部分を無理なく補い共生する関係をそう呼んでいるのだが――自分らしくあるため、あいこが多めに家賃を負担したキッチンで、ともこが料理を提供する新しい関係には、目からウロコの落ちる「なるほど」がたくさん詰まっている。

仕事や育児にヘトヘトのあいこを支える、シズル感たっぷりのともこの料理。すぐにでも真似したくなるレシピにもぜひ注目していただきたい。

美味しい食事の隣に“誰”の顔が浮かぶ?
「作りたい女と食べたい女」


料理が大好きだが、ひとり暮らしで少食のため、「もっとたくさん作りたい…!」と日頃から感じていた野本さん(比嘉愛未)。ある日、職場でのストレスから、とても食べきれない量の料理を作ってしまって…。同じマンションに住む春日さん(西野恵未)に、思い切って「食べて欲しい」と声をかける。

「作りたい女と食べたい女」では、そんな彼女たちの日常や交流を通して、女性を取り巻く現実や女性同士の連帯、2人の間で育まれる恋愛が描かれていく。

生きていく上で、どうしても欠かすことのできない「食べる」という時間を、一体“誰”と過ごすのか。湯気の立ち上る美味しそうな料理を前に、“誰”の顔が浮かぶのか。本作は、多忙な日々につい忘れがちなとても大切なことを思い出させてくれる心温まる物語に仕上がっている。

徐々に近づいていく2人の心情変化を見届けるうち、あなたもきっと、大切な人の笑顔を思い出すことだろう。

“心の栄養”補給に最適な一作
「ながたんと青と」


最後にご紹介するのは、こちらの作品。「ながたんと青と」は、戦後間もない京都を舞台に、実家の老舗料亭の経営危機を救うため、女性料理人・いち日(門脇麦)が、政略結婚した15歳年下の周(作間龍斗)と反発し合いながらも料亭再建を目指す、うまし麗しい恋物語である。

「ながたん」は、包丁のこと。また、「青と」は青とうがらしのことを差し、聡明だが歯に衣着せぬ物言いをする周の性格を表しているようだ。

本作の面白さは、現代ものとは一味違う、素朴な色合いだけど、どこか懐かしく心を誘う料理の数々にある。女性が調理場に立つことは昔は当たり前とされていたが、料亭の味を担うとなれば、これまた別の責任がのしかかってくる。そんな難しい時代を生きたデコボコの夫婦が手を取り合い、夢に向かってまっすぐ突き進んでいく姿は、見た人の“心の栄養”になること間違いなし。

令和のいまだからこそ、改めて作ってみたい古き良きレシピを存分に楽しめる一作と言えるだろう。

以上、この春、話題の「料理×食」をテーマとした話題のドラマまとめ6選。気になる作品はぜひ、チェックしてみてはいかがだろうか。

《YUKI》

三度の飯よりドラマが大好き YUKI

テレビ局での勤務を経て、フリーに転身。毎クール全ての作品に目を通す【ドラマニア】としてコラムを執筆している。近年はシナリオライターとしても活動の幅を広げており、乙女ゲームをはじめ、CMや謎解きなど、ジャンルを問わず様々な企画に挑戦中。

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