『女王陛下のお気に入り』の鬼才ヨルゴス・ランティモス監督最新作「Poor Things(原題)」が邦題『哀れなるものたち』として2023年に公開されることが決定した。
風変わりな天才外科医ゴドウィン・バクスターの手によって死から蘇った若き女性ベラが、世界を知るために大陸横断の冒険の旅へ出る。時代の偏見から解き放たれたベラは、平等と解放を知り、驚くべき成長を遂げていく…。
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原作は日本でも2008年に翻訳された、スコットランドの作家アラスター・グレイ著の傑作ゴシック奇譚「哀れなるものたち」(早川書房刊)。主人公ベラを演じるのは、ランティモス監督作品『女王陛下のお気に入り』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたエマ・ストーン。
今回はプロデューサーとしても加わったエマ・ストーンが再びヒロインを演じ、前作を超える最高のコラボレーションに期待が高まる。また、天才外科医のゴドウィン・バクスターをウィレム・デフォー、ベラと共に大陸横断の冒険の旅に出るダンカンをマーク・ラファロが演じ、一癖も二癖もある芸達者たちが脇を固めている。
この度解禁となったティーザー予告映像は、不思議なダンス、斬新なカメラアングルといったランティモス作品の定番は見えつつも、これまでにない壮大かつ奇天烈なビジュアルが広がり、想像を超えるファンタジーワールドが展開されていく。美しくも奇妙な色合いの世界観が広がり、刺激的なカットの数々に心躍る仕上がりとなっている。
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併せて解禁された場面写真には、漆黒の黒髪ヘアでこれまでにない表情を見せるエマ・ストーンの姿が。ウィレム・デフォー演じる天才外科医ゴドウィンの独特な雰囲気も印象的だ。さらに、観る者を幻惑へと誘う、魅力的な世界観が切り取られ、ランティモス監督が描く未知の世界への旅路が垣間見られるカットとなっている。
『哀れなるものたち』は2023年公開。