現在上映中のドキュメンタリー映画『燃えあがる女性記者たち』が話題となっている。
先月公開された本作は、インド北部のカースト最下層として差別を受けるダリト(ダリット)の女性たちが立ちあげた新聞社「カバル・ラハリヤ」(ニュースの波)の女性記者たちを追ったドキュメンタリー。
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第94回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にノミネート、サンダンス映画祭、山形国際ドキュメンタリー映画祭など30以上の映画賞に輝いた話題作が、渋谷ユーロスペース、シネ・リーブル池袋を皮切りに、全国で上映中。
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性差別やマスメディの問題が連日取り上げられている中、本作の記者たちの姿に、女性として、母として、職業人として、そしてひとりの人間としての尊厳と可能性を見出した観客たちの熱い感想が、いまSNSで拡散されている。
そんな口コミで評判となり、上映50館を突破、インドでのインディペンデント製作のドキュメンタリーとしては、異例の広がりをみせている。
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都内では、渋谷ユーロスペースで11月3日(金・祝)まで上映延長が決定。11日(土)からは、菊川のStrangerで上映、16日(木)からはシネマ・チュプキ・タバタでバリアフリー上映もスタート。
そして新たに、11月3日(金・祝)からはキネカ大森での上映も決定し、今後もさらに広がりを見せそうだ。
『燃えあがる女性記者たち』は公開中。