1等約6億円相当の当選くじを巡り、北と南のドタバタ劇が展開していく映画『宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました』。この度、韓国軍人たちの間で大人気となった「Brave Girls」(当時)の「Rollin'」を南北の兵士が踊る、コメディ要素満点な本編映像が解禁された。
12月29日より公開を果たした本作。鑑賞済みの観客からは「映画初めにピッタリで面白かった」「笑い溢れる時間を過ごしました」「ひたすら笑ったので、明日からお仕事がんばります!」といったコメントが寄せられており、2024年の“初笑い”映画として好評の声が届いている。
1等当たりくじの最初の拾い主である韓国の兵士チョヌ、第二の拾い主となった北朝鮮の兵士ヨンホを中心に、3人ずつで構成したメンバーで、くじの所有権を巡り“南北会談”を行う兵士たち。
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共同警備区域ならぬ“JSA(共同給水区域)”で顔を突き合わせた兵士たちは、何としても当選くじを取り戻したい南と、自力でくじを換金できない北による対話の応酬合戦が繰り広げられることに…。
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両陣営は激しい押し問答を繰り返し、一触即発の空気が流れるが、そこにふらりとやってきた韓国軍の補給官が意外な仲裁案を提示。それは北が渡した当たりくじを、南が換金して持ってくるまでの1週間、互いの兵士ひとりを“人質”として交換するというもの。たちまち話がまとまり、緊張から解き放たれた6人は、酒とつまみを持ち寄って6億円の山分けの前祝いに興じていた…。
すると北朝鮮側のチョルジン(キム・ミンホ)は、禁止されている韓国のウェブサイトを自由に閲覧できる権限を持ち、普段から韓国の文化・流行についてネットサーフィンすることが任務と発言。
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それを聞いた南の兵士・マンチョル(クァク・ドンヨン)が「韓国のアイドルにも詳しい?」と問いかける。ニヤリとしたチョルジンは自身のスマホで音楽を流し、韓国で大ヒットを記録した「Rollin'」に合わせて軽妙な踊りを見せ…。
だが、そこには血も涙もない冷徹な上官であるスンイル(イ・スンウォン)も居合わせており、「何をやっている!」と怒号を飛ばす。マンチョルに対して処罰を与えるかと重い空気が流れる中、上官は突如“また音楽を再生しろ”と要求。
音楽が流れると笑顔で踊り出し、「みんなで一緒に踊ろう」とも声をかけ、K-POPダンスが友好の印となる本編映像となっている。
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『宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました』は新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開中。