第51回デイタイム・エミー賞授賞式が7日と8日(現地時間)の2日にわたって開催された。
アメリカで50年以上放送されている長寿ドラマで、エミー賞の常連「ジェネラル・ホスピタル」が作品賞、監督賞、脚本賞、助演男優賞の最多4冠。監督賞の受賞の際に、ドラマのチームは先月窃盗犯に殺害されたかつてのレギュラーキャスト、ジョニー・ワクターを追悼した。
今回の授賞式では、『メリー・ポピンズ』のバート/ミスター・ドース・シニア役で知られるディック・ヴァン・ダイク(98)が、デイタイム・エミー賞史上最高齢の受賞者になるという新記録を達成した。ディックが受賞したのは、ドラマ部門のゲスト賞(「Days of Our Lives(原題)」)だった。
ディックは受賞スピーチで、「ありがとう。信じられません。なんだかナイトタイムのテレビのスパイになったような気分です。史上最高齢の候補者になるとはね。これまでの人生、ずっと老人を演じてきました。こんなに長生きするとわかっていたら、もっと自分を労わればよかった!」とジョークを交えて喜びを語った。
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ディックはこれまでプライムタイム・エミー賞の常連で、自身の主演シットコム「The Dick Van Dyke Show」などで4度の受賞歴がある。