“細胞たち”の活躍を描く超人気漫画「はたらく細胞」が、実写で映画化。シネマカフェでは、本作のストーリーや登場人物など、気になる最新情報をまとめてご紹介。
●「はたらく細胞」とは?
清水茜による漫画「はたらく細胞」(講談社「月刊少年シリウス」所載)。
人体で働く無数の細胞たちを擬人化し、人間の体内を舞台に、彼らが病原菌と戦う姿を描くという、斬新かつユニークな設定が話題を呼び、「このマンガがすごい! 2016」オトコ編第7位、2017年にフランスの新聞「ル・モンド」が選ぶ「この夏推薦する図書リスト」に選出され、世界中で注目を集めた。
「はたらく細胞」のほか、「はたらく細胞BLACK」「はたらく血小板ちゃん」「はたらく細胞LADY」などのスピンオフ、小説、絵本、図鑑といった関連書籍も多数出版。
花澤香菜、前野智昭、小野大輔、井上喜久子、石田彰ら豪華声優陣が出演するアニメ版や、舞台版なども制作され、その人気はさらに拡大。学習要素も好評を博し、子どもから大人まで幅広い年代に支持されている。
●実写映画はどんな物語に?
100周年を迎えるワーナー・ブラザース映画が、日本映画界最大スケールで実写映画化。笑いとアクションたっぷりに、ロマンティックでドラマティックな圧倒的「はたらく細胞」ワールドを作り上げる。
原作は、「はたらく細胞」に加え、スピンオフ作品「はたらく細胞 BLACK」の2作品。シリーズ史上初となる人間の世界が映像で描かれる。親子の異なる体内世界で、それぞれの細胞たちがはたらく様子、さらにその親子を中心とする人間世界のドラマに注目だ。
▼ストーリー
映画史上最“小”の主人公…その名は、細胞。人間の体内の細胞、その数37兆個。酸素を運ぶ赤血球、細菌と戦う白血球、そのほか無数の細胞たちが、あなたの健康と命を守るために日夜全力ではたらいている。
高校生・漆崎日胡は、父親の茂と2人暮らし。まじめな性格で健康的な生活習慣の日胡の体内の細胞たちは、いつも楽しくはたらいている。一方、不規則不摂生に日々を過ごす茂の体内では、ブラックな労働環境に疲れ果てた細胞たちがいつも文句を言っている。親子でも体の中はえらい違いだった。仲良し親子のにぎやかな日常。しかし、その体内への侵入を狙う病原体たちが動き始める。
漆崎親子の未来をかけた、細胞たちの「体内史上最大の戦い」が幕を開ける――。
●公開はいつ?
2024年12月13日(金)
●製作スタッフは?
監督:武内英樹
脚本:徳永友一
武内英樹監督×徳永友一(脚本)という、『翔んで埼玉』のコンビが再タッグ!
アクション演出:大内貴仁(『るろうに剣心』「幽☆遊☆白書」)
CG制作:白組
●登場キャラクターと演じる俳優たち
赤血球AE3803/永野芽郁
本作の主人公。血液循環によって二酸化炭素を肺に届け、酸素を受け取り、体中の細胞に運ぶ細胞。
演じるのは、連続テレビ小説「半分、青い。」、『マイ・ブロークン・マリコ』、「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」の永野芽郁。
白血球U-1146(好中球)/佐藤健
本作の主人公。血液にいる成分の一つで、外部から体内に侵入した細菌やウイルスなど異物の排除が主な仕事。
演じるのは、連続テレビ小説「半分、青い。」、「恋はつづくよどこまでも」、『るろうに剣心』「義母と娘のブルース」シリーズの佐藤健。
漆崎日胡/芦田愛菜
高校に通いながら献身的に家事も行い、不摂生な父の健康を心配している女子高生。体内には赤血球&白血球・好中球の主人公コンビほか、様々な細胞たちが健康を守るため日夜はたらいている。
演じるのは、「マルモのおきて」「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」、「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」の芦田愛菜。
漆崎茂/阿部サダヲ
妻を早くに亡くし、娘と2人暮らし。不規則な生活を送り、ジャンクフード・酒・たばこが大好き。体内では、ブラックな労働環境に疲弊しきった細胞たちが、文句を言いながらも奮闘している。
演じるのは、「マルモのおきて」、『リボルバー・リリー』、「不適切にもほどがある!」の阿部サダヲ。