英勉監督×吉野北人(THE RAMPAGE)主演のタッグで贈る、新作映画のタイトルが『遺書、公開。』であることが発表。ポスタービジュアルと予告映像も公開された。
新学期の春、2年D組に送られてきた〈序列〉。そこには、生徒と担任の全員の明確な順位が示されていた。序列1位の姫山椿は、優しくて人気者、誰もが認める優等生。だがある日、彼女が何の前触れもなく自殺する。数日後、クラスの全員に姫山から遺書が届き、その日から学級崩壊が始まる――。
先日、正式なタイトルやストーリーの詳細が一切明かされないまま、全25人のキャスト、超特報映像を公開した本作。そして今回、陽東太郎の同名コミックを原作とし、その奇抜な設定に惚れ込んだ鈴木おさむのシナリオを、群像劇に定評がある英監督が映画化することが明らかに。『ハンサム★スーツ』以来、16年ぶりとなるふたりのタッグが、それぞれの遺書の内容と虚実が入り乱れた記憶を織り交ぜながら、美しくもおぞましい人間の本性を容赦なく暴いていく。
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本作で映画初主演となる吉野(序列19位/池永柊夜役)をはじめ、宮世琉弥(序列16位/千蔭清一役)、志田彩良(序列20位/廿日市くるみ役)、松井奏(序列2位/赤崎理人役)、高石あかり(序列3位/御門凛奈役)、堀未央奈(序列1位/姫山椿役)らが2-Dの生徒を演じ、忍成修吾もそこに担任教師・甲斐原誠役(序列10位)で参加し、全員が人当たりのいい表向きの顔と誰にも見せないヤバい素顔を演じ分け、楽しそうにキャラ変しながら観る者を翻弄し続ける。
映像では、「これは、序列です。」という衝撃的なアナウンスが。何者かによって届けられた「2-D序列」と書かれた添付ファイルには、全員の名前が1位から25位までの順位と共に並んでおり、生徒たちはその奇妙な内容に戸惑いを見せる。犯人が分からないまま時は過ぎ、半年後、序列1位の姫山椿が、学内で自殺。彼らが葬儀後に教室に立ち寄ると、24人の机の上に、それぞれに宛てた姫山からの遺書が。「では次、誰が公開しますか?」という機械音声による問いかけで映像は締められ、背筋が凍るスリリングな仕上がりとなっている。
吉野は「今の時代だからこそ伝えられる事があると思うので皆さんにも見てほしい作品です」とメッセージを寄せ、宮世は「台本を読ませて頂いた時は色々狂っているすごい役だなという印象だったのですが、演じていくうちに共感する事もありました」とキャラクターについてコメント。
志田は「2年D組の謎に満ちた濃密な30日間、ぜひ劇場で目撃してください!」と呼びかけ、松井も「『普通じゃない』青春映画をお楽しみください!」とコメント。高石は「御門凛奈というキャラクターは、親友の為に泣いて怒れる正義感の強いキャラクターです。その強さやエネルギーをどう教室全体に放出できるか日々考えていました」とふり返る。
堀は「観てくださった皆さんに、少しでも姫山の想いが届くと嬉しいです。人間臭さ全開の衝撃的な展開が続くのでお友達や家族や恋人などとハラハラしながら是非、劇場でご覧ください」と話し、忍成は「自分自身としてはおそらく初となる担任の先生役を演じさせていただき、日を追うごとに生徒達がどんどん愛おしくなってくるのが面白かったです」と語っている。
そして、青春のひとときを切り取ったかのようなティザービジュアルとは打って変わり、25人の意味深な顔がずらっと並ぶ不気味なポスタービジュアルも到着した。
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『遺書、公開。』は2025年1月31日(金)より全国にて公開。