第82回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門でワールドプレミアを迎える韓国映画『No Other Choice(英題)』のティザー予告編が公開された。北米ではNEONが配給を担当しており、英語字幕付きの映像もあわせて解禁されている。
監督を務めるのは、『オールド・ボーイ』『別れる決心』『お嬢さん』などで国際的に高く評価されているパク・チャヌク。主演はイ・ビョンホンとソン・イェジン。ティザー映像では、長年勤めていた会社を突然解雇された男(イ・ビョンホン)が、絶望の末に自暴自棄となり、次第に常軌を逸した行動へと突き進んでいく様子が描かれている。
映画ファンからは「“見せすぎない”演出が効いていて、さすがパク・チャヌク!」「イ・ビョンホンは私にとって韓国版マッツ・ミケルセンなんだ。とにかく大好き」「パク・チャヌクとイ・ビョンホン!黙って見て。信じて間違いない!」といった熱い反応がSNSに寄せられている。
本作の原作は、ドナルド・E・ウェストレイクによる1997年の小説「斧」で、2005年にはコスタ=ガヴラス監督によって映画化もされている。パク・チャヌク監督は、2009年の釜山国際映画祭にて同小説の映画化を構想していることを明かしていたが、他のプロジェクトの優先などにより実現までに16年を要した。



