橋本環奈、眞栄田郷敦らが出演する映画『カラダ探し THE LAST NIGHT』のクランクインに密着した現場レポートが公開された。
“赤い人”から逃げながら、バラバラになった体のパーツを探し出し、全て見つけるまでは同じ日を繰り返すという恐怖のループ「カラダ探し」に巻き込まれた人たちの戦いを描く本シリーズ。
最新作は、2024年9月26日に大分県別府市にある遊園地「城島高原パーク」でクランクインを迎えた。この日顔を揃えたのは、遊園地を訪れながらも、突然に「カラダ探し」に翻弄されることになる同級生5人を演じる、櫻井海音、安斉星来、鈴木福、本田真凜、吉田剛明。櫻井演じる陸人は、ビビリなオタク系男子というキャラクター。大和役の鈴木と、親友ならではのテンポの良いやり取りを繰り広げる中で、初日からコミカルな表情が見えた。
空手部副部長・岬役の安斉は、撮影の合間にも蹴りの練習を。撮影の2か月前からアクション練習に打ち込み、華麗なハイキックを繰り出す安斉に周囲も驚いていたという。
一方、本作で映画初出演を果たす、一軍女子・有紗役の本田と、他人との会話が苦手な航役の吉田。たくさん付箋を貼った台本から撮影への意気込みが伝わる本田は、監督からの演出に溌剌と応え、さすがの瞬発力を見せる。
落ち着かない様子の吉田は、歩く際に右手と右足が一緒に出てしまう一幕も。「お互いに頑張ろう」と声を掛け合う本田と吉田の緊張をほぐすように、みんなで笑顔や会話を弾ませる場面も多く、場所も相まって絆をますます深めた様子。
また、高広役の眞栄田も、城島高原パークで撮影スタート。前作で初ホラー出演を成し遂げた眞栄田は、「前作から3年ほどが経ち、自分がどのぐらい成長できているかとやりがいを感じた」と気概を持ち込んだ。
前作の高広は、校内の生徒の憧れの的でさわやかな風を吹かせていた。最新作では、いなくなった明日香を3年も探し続けているという苦悩を抱えた役どころ。現場に姿を現した眞栄田は、ボサボサ頭に無精髭を生やした姿で深めにフードを被り、前作とは激変。
眞栄田は「3年間の中で高広が経験してきたことを踏まえた」上でビジュアルにもこだわりを込めつつ、「前作ではアクションのシーンも多く、体力をたくさん使う撮影が多かったんですが、今回は高広の内面にある複雑な想いや変化を表すお芝居ができる」と充実感もたっぷり。
明日香との思い出の場所・遊園地を訪れ、重苦しいオーラを漂わせる高広、生き生きとカラダ探しに立ち向かう新メンバー。高広は5人と共闘することになり、頑なだった心を次第に解きほぐしていくが、眞栄田もシーンを重ねるごとに仲良くなっていく新キャストたちを目にして、前作の撮影を思い出したという。
そして、死者の世界へと足を踏み入れてしまった明日香役の橋本は、セットが作られた福岡県北九州市の港湾倉庫でクランクイン。制服に袖を通すと自然と明日香に戻れたといい、帰還に感無量の面持ちを見せた。
撮影の合間には、持ち前の明るい笑顔でキャストやスタッフと談笑しながらも、カメラ前に立つと細やかな息づかいにも明日香の心情と葛藤を込める橋本。「想いがまっすぐに伝わったらいいなと思いながら演じています」と語るように、高広への気持ちを胸に、より強くなろうとする明日香がお目見えした。
合わせてメイキングカットも到着。弾ける笑顔の橋本やスタッフと談笑する眞栄田をはじめ、新キャストの集合カット、撮影した映像を確認する櫻井の姿も収められている。
『カラダ探し THE LAST NIGHT』は9月5日（金）より全国にて公開。
