俳優の河合優実が、3月19日(木)~3月22日(日)に開催される「第33回フランス映画祭 2026」の公式アンバサダーに就任し、特別映像で上映される全12作品のラインナップおよび来日ゲストが発表。併せて、パリ滞在時に撮影された河合からのメッセージ映像も解禁となった。
今回解禁となった映像では、本映画祭の予告編映像、ユニフランス会長とエグゼクティブディレクターからの挨拶に加え、公式アンバサダーに俳優の河合が就任したことも発表。今年より、横浜から渋谷へと開催地を移す本映画祭の記念すべき節目の年にアンバサダーに就任した想いを、河合がパリ滞在中、エッフェル塔を背にしたロケーションで語っている。
今年のフランス映画祭には、世界の映画祭で高く評価されてきた名匠から、次世代を担う新しい才能まで、フランス映画の「いま」を象徴する12作品が集結。
オープニングを飾るのは、レベッカ・ズロトヴスキ監督、ジョディ・フォスター主演『A Private Life』(英題)。さらに、ギヨーム・セネズ監督『A Missing Part また君に会えるまで』、ヴァレンティンヌ・カディック監督『THAT SUMMER IN PARIS』、リサ・アズエロス監督『LOL 2.0』(原題)、ロバン・カンピヨ監督『君の見る世界をなぞる』。
さらに、オリヴィエ・アサイヤス監督、ポール・ダノ主演『クレムリンの魔術師』、ケン・スコット監督『ママと神さまとシルヴィ・バルタン』、ステファン・ドゥムースティエ監督『新凱旋門物語』(仮)、カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞したジャファル・パナヒ監督『シンプル・アクシデント/偶然』、シルヴァン・ショメ監督のアニメーション作品『Marcel et Monsieur Pagnol』(原題)、シャルレーヌ・ファヴィエ監督『OXANA』(原題)など多様性ある日本初公開の話題作が目白押し。
クロージングでは、名匠ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督による『そして彼女たちは』を上映する。

また、『LOL 2.0』(原題)の主演ソフィー・マルソーのほか、各作品の監督や制作陣も来日予定。上映後のQ&Aや関連トークイベントなどへ登壇し、より深い映画体験を提供する。なお、3月19 日(木)に開催されるオープニング上映前舞台挨拶には、来日ゲスト陣に加え河合も登壇予定となっている。
【上映作品一覧】
『A Private Life』(英題)★オープニング作品
監督:レベッカ・ズロトヴスキ 出演:ジョディ・フォスター、ダニエル・オートゥイユ、マチュー・アマルリック

【あらすじ】
著名な精神科医リリアン・スタイナーは、担当していた患者の一人が亡くなったことを知り、深く動揺する。それが殺人だったと確信した彼女は、真相を突き止めるため自ら調査に乗り出す。
『A Missing Part また君に会えるまで』
監督:ギヨーム・セネズ 出演:ロマン・デュリス、ジュディット・シュムラ、Cirne 増喜明

【あらすじ】
東京でタクシー運転手として孤独に暮らすフランス人のジェイは、9年前に別れた娘リリーを今も探し続けている。帰国を決意した矢先、思いがけない再会が訪れる。成長した少女が、偶然ジェイのタクシーに乗り込んでくる。束の間の時間の中で、ジェイは複雑な思いを胸にリリーと向き合っていく。
『THAT SUMMER IN PARIS』
監督:ヴァレンティンヌ・カディック 出演:ブランディーヌ・マデック、インディア・エール

【あらすじ】
2024年、パリオリンピック。30歳のブランディーヌは、水泳競技を観戦するためにノルマンディーからパリを訪れる。何もかもが思うようにいかない、喧騒と混乱に満ちたこの街に戸惑いながらも、彼女は思いがけず、疎遠になっていた異母姉妹と姪との絆を再び深めることになる。
『LOL 2.0(原題)』
監督:リサ・アズエロス 出演:ソフィー・マルソー、タイス・アレッサンドラン、ヴァンサン・エルバズ

【あらすじ】
55歳になったアンは、子どもたちが家を出た後、自由を満喫していたが、娘ルイーズが仕事と恋愛で挫折して実家に戻ってきたために、すべてが一変する。そして息子のテオからは祖母になることを告げられる。世代間の衝突、変化する夢、新たな恋愛…計画通りに進まない人生だが、年齢に関係なく成長することを彼女は学び続ける。
『君の見る世界をなぞる』
監督:ロバン・カンピヨ 出演:エロイ・ポフ、ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、エロディ・ブシェーズ

【あらすじ】
南仏の裕福な家庭で育った16歳のエンゾは、学校に馴染めず、建築現場で働いている。そこで出会ったウクライナ出身の青年ヴラドに心を寄せるが、彼は兵役で戦争へと向かわねばならない。家族に対する葛藤、将来への不安、大切な人が奪われる戦争の現実。自分の感情を制御できぬまま、エンゾが過ごす夏は静かに流れていく。
『クレムリンの魔術師』
監督:オリヴィエ・アサイヤス 出演:ポール・ダノ、ジュード・ロウ、アリシア・ヴィキャンデル

【あらすじ】
ロシア、1990年代初頭。ソ連崩壊後の混乱の中、若き天才ヴァディム・バラノフはアーティストからリアリティ番組プロデューサーへ転身し、やがてKGB工作員ウラジーミル・プーチンの広報担当者となる。真実と嘘、信念と操作の境界線を曖昧にし、新たなロシアを形作っていったバラノフは、数年後、自ら築き上げた体制の暗い秘密を明かす。
『ママと神さまとシルヴィ・バルタン』
監督:ケン・スコット 出演:レイラ・ベクティ、ジョナタン・コエン、シルヴィ・バルタン

【あらすじ】
6人兄弟の末っ子として誕生したロランは生まれつき内反足で、1人で立って歩くことはできないと診断される。しかし、母エステルは「必ず歩けるようになる」と信じて奔走する。そんな日々のなか、アパートで過ごすロランの支えは、家族が愛したスター、シルヴィ・バルタンの歌声だった。時に強烈なまでの母の愛と、憧れの歌手が導いたいくつもの奇跡とは――。
『新凱旋門物語(仮)』
監督:ステファン・ドゥムースティエ 出演:クレス・バング、スワン・アルロー、グザヴィエ・ドラン

【あらすじ】
1982年、フランス。ミッテラン大統領は、フランス革命200周年を記念するモニュメントの国際設計コンペを実施する。選ばれたのは、当時ほとんど無名だったデンマークの建築家ヨハン・オットー・フォン・スプレッケルセンだった。「新凱旋門」建設をめぐり、理想と現実、芸術と政治の狭間で揺れ動く人々の姿を描く実話に基づくヒューマンドラマ。
『シンプル・アクシデント/偶然』
監督:ジャファル・パナヒ 出演:ワヒド・モバシェリ、マルヤム・アフシャリ、エブラヒム・アジジ

【あらすじ】
かつて不当に投獄されたワヒドは、人生を奪った義足の看守と偶然出会う。ワヒドは咄嗟に男を拘束し、荒野に穴を掘り埋めようとするが、男は人違いだと言う。実はワヒドは、看守の顔を見たことがなかった。男は、本当に復讐相手なのか? 一旦復讐を中断し、看守を知る友人を訪ねるが…。第78回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作。
『Marcel et Monsieur Pagnol』(原題)
監督:シルヴァン・ショメ 出演:ロラン・ラフィット、ジェラルディーヌ・ペラス、ティエリー・ガルシア

【あらすじ】
1956年パリ。61歳の作家マルセル・パニョルは雑誌連載の執筆を依頼され、最初のページを書き始めると、幼い頃の自分マルセルが現れる。筆が進むにつれ、故郷のプロヴァンスや初恋の思い出、トーキー映画の到来やメジャー映画のスタジオなど、鮮やかに蘇る記憶の数々。やがて、自らの人生という伝記の主人公になっていく、事実に基づく物語。
『OXANA』(原題)
監督:シャルレーヌ・ファヴィエ 出演:アルビーナ・コルジ、マリア・コシュキナ、ラダ・コロヴァイ

【あらすじ】
2008年、ウクライナ。若きオクサナと仲間たちと、体にスローガンを描き、花冠を飾り、恣意的で腐敗した政府に抗議する行動を繰り返していた。それは21世紀で最も重要な運動のひとつ、FEMENの誕生だった。政治亡命者、アーティスト、そして活動家として、オクサナは国境を越え、女性の権利と自由のために命を懸けて闘い続ける。
『そして彼女たちは』★クロージング作品
監督:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ 出演:バベット・ヴェルベーク、エルザ・ウーベン、ジャナイナ・アロワ・フォカン

【あらすじ】
若い母親を支援する施設で共同生活を送る5人の少女。彼女たちは頼る人を持たず、家族との関係、貧困など様々な問題を抱えている。妊娠、そして時に押し寄せる孤独感や未来への不安に戸惑い、悩み、それでも時に誰かに寄り添われ、自らの歩むべき道を選び取る…。愛され方を知らない少女たちは、やがて「愛」へと向かっていく。
【関連イベント】
フランス映画祭関連企画として、東京日仏学院エスパス・イマージュにて「オリヴィエ・アサイヤス 2026 映画の現在形 Olivier Assayas 2026 Le temps present du cinema」と題し、作品ごとに映画に挑戦し続けるオリヴィエ・アサイヤスの初期作品から最近の作品まで約10本の作品をセレクト、その成熟した演出と多彩さを堪能する特集を開催。監督によるマスタークラスや黒沢清監督との対談も開催が予定されている。
「第33回フランス映画祭 2026」は3月19日(木)~3月22日(日)Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、ユーロライブにて開催。


