18世紀ヴェネツィアのピエタ院を舞台に、ヴァイオリン教師アントニオ・ヴィヴァルディと孤児の少女チェチリアの師弟関係を描く『ヴィヴァルディと私』(原題:PRIMAVERA)が5月22日(金)より公開されることが決定。イタリア映画祭2026でも上映されることがわかった。
1716年、ヴェネツィアのピエタ院。赤ちゃんポストに置き去りにされたチェチリア(テクラ・インソリア)は、母の姿も愛情も知らずにこの院で育ち、毎晩こっそりベッドから抜け出してはろうそくの灯りで、宛名のない母への手紙を綴っていた。
院から出て外の世界で暮らすには、母親が迎えに来るか、貴族に見いだされ結婚するかしかなかった。そんな中、ピエタ院にアントニオ・ヴィヴァルディ(ミケーレ・リオンディーノ)がヴァイオリン教師として赴任すると、卓越したヴァイオリンの技術を持つチェチリアを見出し、第一ヴァイオリンのリーダーに任命する。
ヴィヴァルディからの厳しい練習に耐え、ヴァイオリンの腕があがっていくチェチリア。いつしか2人は心を通わせるようになる。そんな折、ピエタ院が決めたチェチリアの結婚相手である将校がトルコとの戦争から戻り、結婚が迫ったある日、事件が起こる…。
ヴィヴァルディは幼少期から名手として有名だった父からヴァイオリンを学んでおり、25歳で司祭となるが、ソナタ集などを出版し、音楽家としての道を歩んでいた。同年、ヴェネツィアのピエタ院でのヴァイオリン教師に任命され、少女たちに音楽を教え始めると、彼女たちの演奏は輝き、世界最高のオーケストラと賞され、ヨーロッパ各地の貴族や知識人たちを魅了していった。そして、ヴィヴァルディはピエタ院で奉職中、彼の代表作となる「四季」やオラトリオ「勝利のユディータ」を生み出した。
監督は、オペラ演出家として世界に名を馳せ、ミラノ・コルティナ冬季五輪開・閉会式でクリエイティブ・ディレクターを務めたイタリアを代表する奇才ダミアーノ・ミキエレット。本作が長編映画監督デビューとなる。
チェチリアを演じるのはTVシリーズ「The Art of Joy」で主役を演じ、イタリアのアカデミー賞と称されるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で最優秀主演女優賞と新人賞を受賞した、今最も注目を集める女優テクラ・インソリア。

教え子の才能に嫉妬するも彼女を応援するアントニオ・ヴィヴァルディには、TVドラマ「ヤング・モンタルバーノ」シリーズで国民的人気を博し、映画のみならず舞台でも活躍する実力派俳優ミケーレ・リオンディーノが務める。

さらに、本作がイタリア映画祭2026で上映されることも決定。公開に併せ、原作書籍が映画タイトルにあわせた形で重版されることも決定している。
また、世界観を体現するポスタービジュアルが解禁。ヴァイオリンを手にしたチェチリアとヴィヴァルディが向き合う印象的な姿とともに、「あなたは、人生を教えてくれた。」というキャッチコピーが添えられ、2人の関係性と本作の核心を象徴的に表現している。
『ヴィヴァルディと私』は5月22日(金)よりシネスイッチ銀座、ユーロスペース、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。

