パラマウントがワーナー・ブラザース・ディスカバリーを買収し、合併する計画に対し、ハリウッドから反対の声が上がっている。13日(現地時間)、ホアキン・フェニックス、ベン・スティラー、クリステン・スチュワートら1,000人を超える俳優、映画製作者、業界関係者が公開書簡に署名し、反対を表明した。この書簡は「ニューヨーク・タイムズ」紙に掲載され、BlocktheMerger.comでも公開されている。署名者はその後も増え続け、執筆時点では2,455人以上となっており、新たにフローレンス・ピュー、ペドロ・パスカル、エドワード・ノートンらが加わった。
彼らはなぜ、パラマウントとワーナーの合併に反対しているのか。文面では、「この合併を支持する動きは、より広い公共の利益よりも、一部の有力な利害関係者の利益を優先しているのではないかと懸念しています」と指摘。さらに「業界の健全性や独立性、多様性が損なわれかねません。健全な経済や民主主義には競争が不可欠であり、適切な規制とその実施も重要です」と訴えている。
パラマウント側はこれに対し、長文の声明を発表。「クリエイティブ・コミュニティの一部から上がっている懸念の声は認識しており、理解しています」「創造性を守り、さらに広げていこうとする姿勢を尊重しています」と述べた。そのうえで、「劇場公開を伴う高品質な長編映画を年間最低30本に増やすこと、コンテンツのライセンス供給を継続すること、看板IP(DC作品や『ハリー・ポッター』など)を独立したクリエイティブ体制のもとで維持することを約束してきました」と説明。「クリエイターにとって作品を届ける場は減るのではなく、むしろ増えます」と反論している。


