5月8日に開催された第62回百想芸術大賞で、Netflix韓国作品が今年も圧倒的な存在感を示した。韓国のゴールデングローブ賞とも呼ばれる同授賞式で、Netflix作品は主要部門を中心に存在感を放ち、その強さを改めて印象づけた。
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テレビ部門では、Netflixシリーズ『ソウルの家から大企業に通うキム部長の物語』で主演を務めたリュ・スンリョンが“大賞”を受賞。『ウンジュンとサンヨン』は“作品賞”に輝いた。
昨年、『白と黒のスプーン ~料理階級戦争~』シーズン1がテレビ部門の“大賞”、『おつかれさま』が“作品賞”を受賞して以来、Netflix作品が2年連続で主要部門を席巻する快挙となった。
さらに『未知のソウル』では、パク・ボヨンが“女性最優秀演技賞”を受賞。Netflix作品は日本で独占配信されている作品ベースで9作品・12部門を制し、今年の百想芸術大賞でもその圧倒的な存在感を見せつけた。

百想芸術大賞は、映画やテレビで活躍する俳優、制作者らが一堂に会し、韓国を代表する映画やドラマシリーズを競う総合芸術賞として知られる。今年はミュージカル部門が新設されたことでも、例年以上に注目を集めた。
テレビ部門で最多となる6部門・計7ノミネートを果たしていた『ウンジュンとサンヨン』は、“作品賞”と“脚本賞”の2冠を達成。小学生時代に出会った親友でありライバルでもある2人の女性が、憧れや嫉妬を抱えながらも、かけがえのない存在として長年友情を育んでいく物語で、繊細な感情描写が多くの視聴者の共感を呼んだ。

同じく6部門にノミネートされていた『未知のソウル』も存在感を放った。パク・ボヨンは、一人二役で顔以外は正反対の双子姉妹を巧みに演じ分け、“女性最優秀演技賞”を受賞。作品自体も“演出賞”に輝いた。妹と姉が人生を入れ替えることから始まるこのヒューマンドラマは、配信後にNetflix週間グローバルTOP10(非英語シリーズ)で3位を記録し、その人気の高さを証明した。
『ソウルの家から大企業に通うキム部長の物語』は、韓国社会の競争や不動産事情を映し出したリアルなヒューマンドラマとして高い評価を受けた。主人公キム部長ことナクスを演じたリュ・スンリョンがテレビ部門“大賞”を受賞したほか、同僚役のユ・スンモクも“男性助演賞”を獲得。順風満帆だった人生が崩れ落ちた先で、本当の自分を見つけていく過程を描いた物語が、韓国国内で大きな共感を呼んだ。
また、『暴君のシェフ』からは、暴君として知られる王を演じたイ・チェミンが“男性新人演技賞”を受賞。配信開始後、NetflixグローバルTOP10(非英語シリーズ)で2週連続2位を記録し、4週目にはついに1位に上り詰めるなど、世界的な反響を呼んだ。タイムスリップした天才女性シェフと、美食家の王によるロマンスと宮廷陰謀劇を描いた本作は、料理と時代劇を組み合わせた斬新な設定でも話題となった。
そのほかにも、Netflix作品は各部門で受賞を重ねた。『エマ』ではパン・ヒョリンが“女性新人演技賞”を受賞。映画部門では、1970年代のハイジャック事件を題材にした『グッドニュース』が“脚本賞”、『パヴァーヌ』が“芸術賞(音楽)”、『HUMINT/ヒューミント』ではシン・セギョンが“女性助演賞”を受賞した。さらに『キアンの破天荒ゲストハウス』のキアン84も“男性バラエティ賞”に輝いた。
ジャンルを問わず多様な作品が受賞を果たしたことで、Netflix韓国作品の層の厚さと完成度の高さがあらためて浮き彫りになった第62回百想芸術大賞。主要部門を2年連続で席巻したその勢いは、今後も韓国コンテンツ市場におけるNetflixの存在感をさらに強めていきそうだ。
▼「第62回百想芸術大賞」受賞結果
【放送部門】
大賞:リュ・スンリョン(『ソウルの家から大企業に通うキム部長の物語』)
作品賞:『ウンジュンとサンヨン』
教養作品賞:KBS1『Our Shining Days』
バラエティ作品賞:MBC『The Wonder Coach』
演出賞:パク・シヌ(『未知のソウル』)
脚本賞:ソン・ヘジン(『ウンジュンとサンヨン』)
男性最優秀演技賞:ヒョンビン(『メイド・イン・コリア』)
女性最優秀演技賞:パク・ボヨン(『未知のソウル』)
男性助演賞:ユ・スンモク(『ソウルの家から大企業に通うキム部長の物語』)
女性助演賞:イム・スジョン(『パイン ならず者たち』)
男性新人演技賞:イ・チェミン(『暴君のシェフ』)
女性新人演技賞:パン・ヒョリン(『エマ』)
芸術賞(技術):カン・スンウォン(『The Seasons』音楽)
男性バラエティ賞:キアン84
女性バラエティ賞:イ・スジ
【映画部門】
大賞:ユ・ヘジン(『王と生きる男』)
作品賞:『しあわせな選択』)
監督賞:ユン・ガウン(『The World of Love』)
Gucci Impact Award:『王と生きる男』)
新人監督賞:パク・ジュノ(『3670』)
男性最優秀演技賞:パク・ジョンミン(『The Ugly』)
女性最優秀演技賞:ムン・ガヨン(『サヨナラの引力』)
男性助演賞:イ・ソンミン(『しあわせな選択』)
女性助演賞:シン・セギョン(『HUMINT/ヒューミント』)
男性新人演技賞:パク・ジフン(『王と生きる男』)
女性新人演技賞:ソ・スビン(『The World of Love』)
脚本賞:ピョン・ソンヒョン、イ・ジンソン(『グッドニュース』)
芸術賞(技術):イ・ミンフィ(『パヴァーヌ』音楽)
【演劇部門】
百想演劇賞:『Jellyfish』
若い演劇賞:『Tank of fire』(Chang So)
演技賞:キム・シンロク(『PRIMA FACIE』)
【ミュージカル部門】
作品賞:『ARANG』
創作賞:ソ・ビョング(『Evita』振付)
演技賞:キム・ジュンス(『Beetlejuice』)
【NAVER人気賞】
パク・ジフン、イム・ユナ
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