IUとビョン・ウソク主演のドラマ『21世紀の大君夫人』。作中で描かれた「歴史歪曲」が火種となり、放送が終了した現在も依然として作品に対する批判が収まらない状況が続いている。
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その一方で、MBCが『21世紀の大君夫人』の歴史歪曲論争について沈黙を続ける中、謝罪の代わりに全話一挙放送を編成した。論争が収束するどころか、謝罪ではなく一挙放送を強行したことで、さらなる強い批判が巻き起こっている。
5月24日のMBC ONチャンネル編成表によると、同日午前10時30分から翌日午前1時10分まで、約14時間40分にわたり『21世紀の大君夫人』の全話放送が編成されている。
『21世紀の大君夫人』は5月16日に最終回が放送され、最高視聴率13.8%(ニールセンコリア基準)を記録。有終の美を飾ったが、第11話での王位に就いたイアン大君が「九旒冕冠」を着用し、臣下たちが「千歳(チョンセ)」と叫ぶ場面が大きな波紋を呼んだ。

これに対し制作陣は最終回当日に公式ホームページを通じて「世界観設定および歴史的考証に関する問題でご心配をおかけしたことを心よりお詫び申し上げる」と立場を表明し、問題となった部分を編集した。
しかし、放送終了後も批判は収まらず、主演のIUやビョン・ウソクをはじめ、パク・ジュンファ監督、作家のユ・ジウォン氏が後日改めて謝罪する事態となった。ユ・ジウォン氏は「朝鮮王室が現代まで続いているという仮定のもと、我々の伝統と美しさを見せたかった。しかし、朝鮮の礼法を現代に適用し架空の現代王室を描く過程で、徹底した資料調査と考証が不足していた」と認めた。
MBCの対応がさらなる批判を招いているという声も…
俳優・監督・脚本家が公式に謝罪文を発表し立場を明らかにしたものの、論争は収まる気配がない。ドラマ支援金の返還可能性から、脚本集やOTTチャンネルの字幕・編集問題にまで波紋が広がり、依然として議論の中心にある。
また、問題となっているのが同作を放送したMBCの対応。MBCは『21世紀の大君夫人』の制作発表会に社長まで出席するほど作品への期待と自信が大きかった。しかし論争が発生すると、俳優や制作陣に責任を転嫁し、責任ある姿勢を見せていないと批判されている。そのような中で、論争の渦中にある作品の全話一挙放送を編成するという理解しがたい決定が、さらなる論争を招いている。
(記事提供=OSEN)
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