「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」をはじめ、多くの人気ドラマに出演するイ・ドンウクと、「コネクト」「CASHERO ~ヒーローは現金を持つ~」などで高い演技力を発揮するキム・ヘジュンが主演し、叔父と姪が武器専門の危険な“ショッピングモール”を巡るサバイバルバトルに巻き込まれる大ヒットシリーズ「殺し屋たちの店」が帰ってくる。
7月22日(水)よりディズニープラス スターで独占配信される待望の最新章「殺し屋たちの店 2」は、日本から韓国ドラマ初挑戦となる岡田将生と、ドラマ「恋の通訳、できますか?」をはじめ日韓で活躍してきた玄理が出演。大注目の第1~2話までを早速レビューする。
※以下、一部物語の展開に言及する表現がございます。ご注意ください。
岡田将生が「姉ちゃん」呼び!玄理と“姉弟”で登場、イ・ドンウク演じるジンマンとの関係とは!?
カン・ジヨンによる同名人気小説を原作にした「殺し屋たちの店」は、唯一の保護者だった叔父チョン・ジンマンを亡くした大学生のチョン・ジアンが主人公。叔父の“危険な遺産”である、殺し屋たち御用達の武器販売店を譲り受け、謎の殺し屋たちから自らの命と店を守るため、“逃げ場ゼロ”の極限バトルを繰り広げていく。

シーズン1は「ニューヨーク・タイムズ」の「2024年ベスト・インターナショナル・ショー」にアジア作品で唯一選出されるなど世界的にも高評価を受け、イ・ドンウク演じる謎めいた叔父ジンマンと武器専門のショッピングモール=“マーダーヘルプ”や、臨場感のある本格アクションにキャラのぶっ飛んだ登場人物たち、過去と現在が交錯する時系列と伏線が巧みに回収されていくストーリー展開が世界中の視聴者を魅了。日本でもハマる人が続出した。
シーズン2は、姪のジアン(キム・ヘジュン)が自宅兼“ショッピングモール”で逃げ場のない激闘を繰り広げていたあの日、ジンマンは何をしていたのか描かれるところから始まる。
そう、ジアンが当初、叔父の自殺を信じられなかったように、ジンマンは自らの死を偽装していた。彼は仲間たちとともに、ジアンを襲う世界的な殺し屋組織「バビロン」韓国支部の本拠地に迫り、秘かにある作戦を実行していたのだ。
その一方、第1話のラストには、「姉ちゃん!」「チョン・ジンマン覚えてる?」と、バビロン日本支部の“J”から大阪のクラブで任務中の“Q”へ電話がかかってくるシーンが登場する。Jと呼ばれるのは本名が「ジュン」だかららしい。

今回、バビロンからチョン・ジンマン抹殺のミッションを受けて韓国へと向かうことになるのが、岡田演じるJと玄理演じるQだ。
岡田といえば、つい先日までドラマ「田鎖ブラザーズ」で染谷将太と悲しい過去を背負った兄弟役を演じたばかりだけに、その軽妙な「姉ちゃん!」の呼びかけには誰もが思いがけない驚きを感じるだろう。

国際的に注目を集めた映画『ドライブ・マイ・カー』ではスキャンダルから再起をかける若手俳優を演じ、大ヒット作『ラストマイル』や、ドラマ「ちょっとだけエスパー」、朝ドラ「虎に翼」など、最近は感情をあまり表に出さないクールなインテリ役が多かったが、飄々と仕事をこなしながらも姉・Qに対してはお調子者っぽく、ちょっと張り切りすぎてしまうような“弟キャラ”の岡田は久しぶりに見た気がする。
2人の本格的な登場は第2話から。Jはバビロンの東アジア支部長クサナギ(チョン・ユンハ)に対しても、報告の電話で「会いたいな~」とタメ口で話すシーンもあり、チャラいけれども上司だったら思わず気にとめたくなるような人たらしの殺し屋なのかもしれない。

また、「恋の通訳、できますか?」から朝ドラ「風、薫る」まで、多彩な作品で活躍を見せる玄理は、ジンマン抹殺の指令を受けた日本支部チーム長・Qとして安定感のある演技を見せる。クラブでの潜入任務シーンでは玄理も超絶アクションを披露しており、これもうれしい驚きだ。
バビロン韓国支部に到着した際には、意気がるJを「リーダーシップは発揮するものじゃなくて、獲得するもの」といさめ、実際に冷静沈着で統率力もある。何より、かつて韓国の特殊部隊にいたジンマンをバビロンにスカウトしたのはQらしく、ジンマンとの間には因縁がありそうな予感…。

予告編には、ナイフや刀を使ったバトルを得意とするJが、「久しぶりだな」とジンマンへの恨みをぶつけるような直接対決シーンもあった。
2人がこの世界的ヒット作にどんな爪跡を残してくれるのか、今後の展開は見逃せない。
「よく聞け、チョン・ジアン」あの激闘の日から1年ーーもう “普通”には生きられないジアンの新たな選択
「殺し屋たちの店」シーズン1は、例えるなら『キングスマン』か『ジョン・ウィック』。ポツンとした一軒家の閉鎖空間で、身近で使えるものは何でも使う常に極限状態の接近戦や銃撃戦が、スローモーションや一人称視点撮影を効果的に使ってスタイリッシュに活写され、犬のような四足歩行ロボや殺人ドローンなど最新テクノロジーで畳みかける凄腕の傭兵たちとの容赦のないサバイバルバトルが見ものだった。

また、両親を殺された上に命を狙われ、逃げ惑う孤独な幼いころの“姪”ジアンと彼女を見つけ出して救い出す“叔父”ジンマンの関係性や、距離感が少しずつ縮まっていく暮らしぶりは、振り返ればいま話題の『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』をも彷彿とさせる。
そして、待望の最新章となるシーズン2は第1話「あの日のジンマン」から幕を開ける。
「よく聞け、チョン・ジアン」という叔父ジンマンのサバイバル術を思い出しながら、“逃げ場ゼロ”の状況を必死に生き延びようとするジアンと、命を賭けて彼女を守る心強い“オンニ”(お姉さん)ミンへ(クム・ヘナ)、ムエタイの“師匠”パーシン(キム・ミン)、テック面で頼りになるブラザー(イ・テヨン)といった仲間たちが、シーズン1を通して激闘を続けた“あの日”だ。
自身の死を偽装しバビロンを欺いたジンマンは、バビロンの韓国支部を襲い、暗殺やクーデターなど過去数十年間の機密情報がつまったサーバーを盗み出そうとしていた。彼の最大の目的は、かつては傭兵仲間だったが決別したベイル(チョ・ハンソン)を殺すことだ。

このエピソードは、例えるなら『ミッション:インポッシブル』か。ジンマンは完璧にベイルに変装してバビロンに潜入し、ハッキングならお任せの仲間たちの力を借りて、まるでイーサン・ハントのような奮闘を見せる。
さらには、ターミネーターのような、赤い瞳が怪しく光るヒューマノイドもジンマン目がけて襲ってくることに! 宿敵ベイルとも一進一退の一騎打ち場面が用意され、アクションのスケールは格段にパワーアップしている。
第1話から心地よいほどの緊迫感が持続しながら、“これはマズイぞ!”という大ピンチには頼もしい仲間の援護が間に合い、安堵する。このテンポよく感情が忙しい展開に、徹底的に作り込まれた世界観も相まって一気に引き込まれていくのが今作だ。

やがて、サーバーを見事盗み出したジンマンは、激闘の数十時間を終えたジアンがいる自宅へと向かい感動の再会を果たすわけだが、何も知らないまま叔父に振り回され続けたジアンは、たとえすべてが彼女自身を守るためだったとしても、あまりにも深く傷つきすぎた。
第2話では、ジンマンと決別したジアンが“イ・アリン”という新しい名前で、1人で生きていくことを選ぶ「潜伏生活」が始まる。
深手を負ったミンへとパーシンは姿を消していたが、ブラザーとは「元気でね」とハグをして別れた。絶体絶命の危機のなかで生まれた、出会うはずのなかった2人の絆。家族を亡くした孤独な若者同士の心の触れあい。こうした“温もり”を見過ごさず描いてくれるのも、今作の好きなところだ。

1年後、田舎の孤島でアリンとして暮らし始めたジアンは人と関わることを避け、感情を失ったかのように過ごしている。しかも、シーズン1では両親の死や命を狙われたトラウマから、ハイエナの幻影に怯えていた幼きジアン。今度は、ジアンが初めてその手で殺めた相手、バビロンのスナイパーのソンジョ(ソ・ヒョヌ)の幻影に悩まされることになってしまう。
ソンジョの亡霊は生前と同じように「叔父にそっくりだ」とジアンに言うが、確かにそう、と何度も思わされる場面が続く。

そんななか、ジアンは島で育った同い年の青年ウジン(ユ・ヒョンス)と親しくなっていく。素朴で優しいウジンにも秘密はあり、まるで闇バイトに染まる現代の若者のような脆さがあった。
これまで青春らしい青春を送ってこなかったジアンに恋の到来!? と思われたのも束の間、バビロンのクサナギたちはジンマンをおびき出すため、ジアンに200万ドル(約3億2,000万円)もの懸賞金をかけることに。
迫りくる新たな追っ手――。JとQもそこに加わることになるだろうが、第3話ラストに現れた、会いたかった“あの人”の再登場はテンションが一気に上がった。

本格的な激闘は、これからだ。いつか全てが解決して、普通の生活に戻れたら…そんなジアンの儚い願いはもう叶わないのかもしれない。
今シーズンも毎話驚かされる予測不能の展開が続き、ジアンがどんな選択をするにしても話題騒然となるに違いない。叔父と姪という、親子とはまた違う近くて遠い距離感の2人にも決定的な変化が起きそうである。またも最新話までの1週間が待ち遠しすぎる、楽しみなドラマがやってくる!
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