tvNの新ドラマ『私の有罪人間』(原題)のキム・ホジュンEP(エグゼクティブプロデューサー)が、ドラマで繰り広げられるイム・シワンとソル・イナのケミに期待を持たせた。
【関連】ユン・ウネからパク・ウンビンまで! 韓ドラを彩った「男装女子」ヒロイン列伝!
9月16日、ソウル・麻浦区上岩洞のCJ ENMセンターで「tvNクリエイタートーク2026」が開催された。このイベントには、CJ ENMプラットフォーム事業メディアBU長のパク・サンヒョクをはじめ、『100日の嘘』のチャン・シネCP、『ギフト』のハム・スンフン監督、『私の有罪人間』のキム・ホジュンEP、『アンダーカバーシェフ』のホン・ジンジュPD、『鉄の少女団3』のパン・グリPDが出席し、さまざまな話を繰り広げた。
王道ロコならではのカタルシスが楽しめる作品
この日、『私の有罪人間』のキム・ホジュンEPは作品について聞かれると、「「有罪人間」とは、じっとしていても私の心を揺さぶった人に対して、“私の心を揺さぶった罪”という意味で使われるミーム的な言葉です。その言葉のように、殺人容疑をかけられている有力な容疑者である財閥3世を捜査するため、特殊部隊出身の女性刑事が男装し、秘書兼ボディーガードとして潜入することで繰り広げられるロマンティックコメディです」と説明した。
さらに、「財閥の話が出てくるので、思った以上に“見ていて恥ずかしくなるのではないか”と心配していましたが、同じようでいて違う味わいが楽しめる作品です。親しみのある要素と、これまでとは違った要素が組み合わさり、BL的な要素もかなりあって楽しめますが、最終的には王道ロコ(ロマンティックコメディ)ならではのカタルシスを味わえる作品です」と語った。
続けて、「この作品はウェブ漫画が原作です。これまで多くのロコ作品を手がけてきましたが、いつも「キガル(キスシーン)」、つまり恋が成就する場面を過ぎると、物語の勢いが落ちてしまう展開が、制作する側としては大変でした。この作品はスリラーとロマンスが組み合わさっていて、その点について中盤以降に描くことが本当にたくさんあります。素材もアイデアも豊富で、制作する側からすると“武器”の多い作品でした」と語った。

さらに、「秘書が殺害され、主人公が殺人容疑をかけられる事件から始まりますが、その容疑者を追っていく過程で、特殊部隊出身の刑事であるヒロインが登場します。身体能力において、いわゆる男女の身体的な差を完全に乗り越えてしまう女性主人公が、男性主人公を守っていくという物語に大きな魅力があります」と伝えた。
キム・ホジュンEPは、「それは“逆クリーシェ”という言葉で表現されていますが、結局のところ、スリラーとロマンスは普通なら組み合わせるのが難しい作品だと思われがちです。でも、この作品では両者が有機的に結びついているので、ひとつの物語を追いながらも、自然にジャンルを行き来する複合的な味わいを楽しめるのが魅力です。単純な性別役割の逆転ではなく、人と人が互いを認め、受け入れていく過程を描いた、可愛らしいコンセプトの童話のような物語として紹介したいです。そういう部分で、良いパフォーマンスをお見せできると自負しています」と自信をのぞかせた。
独特な設定があるだけに、キャスティングのハードルが高かった
また、キャスティングの裏話について聞かれると、「ジャンルものは演出が目立ち、ロコは俳優が目立つのが特徴です。この作品は独特な設定を持っているだけに、キャスティングのハードルも高かったです。俳優をキャスティングする際、俳優自身に挑戦する動機があり、思い切り演じられる舞台を用意できれば、大きな相乗効果が生まれると考えました」と語った。
続けて、「イム・シワンさんは本格的なロコというより、ジャンル作品や時代ものなど、キャラクター性の強い映画に多く出演してきた俳優です。だからこそ、ロマンスにおいても新たな可能性を見せられると思いました。とてもビジュアルが美しく、“イケメンと美人の魅力を兼ね備えた”キャラクターです。「やってみるのはどうですか」と何度も話しました。警戒心の強い猫のように、紆余曲折を経て、キャスティングに至るまでほぼ1年近くかかったと思います。お願いしたのは、「どこでも見たことのないロマンスキャラクターを作ろう」ということでした。見慣れないけれど、いつの間にか夢中になってしまう、新しいキャラクターにできると思います」と明かした。

続けて、「ソル・イナさんは身体能力の高さに加えて、いわゆる“ロマンス作品のヒロイン”らしさも兼ね備えなければならない役です。ソル・イナさんに演じてもらうカン・ジェヒというキャラクターを見つけるまで、かなり時間がかかりました。私に勇気を与えてくれたのは、『鉄の少女団』で彼女の身体能力を見て、「これくらいならいける」と思ったことです。そこから始めることができました」と語った。
さらに、「その代わり、ソル・イナさんにはひとつお願いしました。『コーヒープリンス1号店』にはコ・ウンチャン(演者ユン・ウネ)というキャラクターがいました。男装した女性の代名詞ともいえる存在です。それが2007年です。20年近くコ・ウンチャンがその代名詞だったので、それを強引に変えてみようと話しました。そこから、身体能力とビジュアルを役に合わせていく時間をかけました」と説明した。
そして、「2人の主演俳優はよく「似ている」と言われます。その点でも、ある程度成功した部分があると思います。女優が身体をうまく使えると、こんなにも楽なんだなと思いました。スタントなしのアクションが迫力満点で、かっこいいです」と感嘆した。

さらに、「キム・ジョンヒョンさんには個人的にも感謝しています。最初にミーティングしたときは主演候補で、私の前作でも主演として作品を一緒に作ったことのある俳優だったので、サブ主演をお願いすることにかなり悩みました。でも、むしろ本人が8パターンのトーン&マナーでリーディングをしてくれたんです。それを見て本当にありがたかったです。実際にロマンスとブロマンスの間を行き来する橋渡し役を、とても上手に演じてくれました」と語った。
また、「ヨヌさんには個人的な思い入れのあるキャスティングでもあります。このキャラクターの最大の魅力は、敵なのか味方なのか見分けがつかないミステリアスさです。その部分には圧倒的なビジュアルが重要だと考えました。ヨヌさんが美しいことは誰もが知っている事実ですが、そこに生き生きとしたキャラクター性を加えて提案しました。そして、その部分を120%やり遂げてくれたので、俳優さんにも『頭の中で想像していた通りに出てきてくれた、言うことをよく聞くAIが現れたみたいです』と話しました。それぞれに事情を抱えた、面白いキャラクターたちです」と明かし、期待を高めた。
イム・シワン、ソル・イナ主演の新ドラマ『私の有罪人間』は、殺人容疑者として疑われている傍若無人な財閥3世と、彼の側近秘書として潜入した特殊部隊出身の女性刑事が繰り広げる、密着型スリラーロマンスを描く。10月19日に初放送される。
(記事提供=OSEN)
■【関連】『涙の女王』から2年、“ヒットクイーン”キム・ジウォンが“メディカルダークヒーロー”で帰還!

