俳優イ・ドンウクを騙るアカウントに騙され、3500万ウォン(約380万円)をだまし取られた30代韓国女性のエピソードが公開された。これを受け、所属事務所が自ら公式告知を掲載し、なりすましによる被害への注意を呼びかけた。
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9月16日に放送されたSBS『ニュースハンター』では、俳優イ・ドンウクだと名乗る人物と8カ月にわたって恋人同士のような関係を続け、3500万ウォンを送金するも返ってこないと訴える30代女性・A氏のエピソードが紹介された。
「愛してる」巧妙なロマンス詐欺の手口
演技の勉強をしながらエキストラとして働いているというその女性は、今年初め、SNSを通じて自分がイ・ドンウクだと名乗るアカウントと連絡を取るようになったと明かした。イ・ドンウクの長年のファンだったA氏は、相手と演技について話すうちに親しくなり、8カ月にわたって恋人同士のようなやり取りを続けていたという。
A氏は「『ご両親と一緒に一度、挨拶に行こう』という話までしていました。恋人同士のような関係になり、『愛してる、あなた(ヨボ)』と言われました。私は『オッパ(お兄さん)』と呼び、相手は私を『チャギヤ(ダーリン)』と呼んでいました」と語った。
そんな中、イ・ドンウクを名乗る人物から、海外撮影中にプレゼントを送ったという連絡が届いた。7億ウォン相当の荷物を送ったものの、税関で止められてしまい、通関費用や保管費用が必要だとして金銭を要求してきたという。その金額は、合わせて3500万ウォンに上った。
A氏は「定期積立の通帳を解約して、自分の生活費までつぎ込み、3500万ウォンを渡しました」と明かした。
事務所を通さないよう指示、AIで加工された写真も

さらに相手は、「自分は芸能人だから、事が大きくなってはいけない。所属事務所に話したり、事務所の口座に送金したりせず、私が指定する口座に直接お金を送ってほしい」と話し、毎回異なる口座への送金を要求したという。
こうした手口は、有名人を騙って相手から金銭をだまし取る典型的なロマンス詐欺(ロマンススキャム)とみられている。また、A氏に送られた自撮り写真なども、AIを利用して加工されたものと推測されている。
しかしA氏は、送金先の名義が何度も変わっていたにもかかわらず不審に思わず、長期間にわたって関係を続けてきたことから、相手が詐欺師だとは信じていないと伝えられた。
所属事務所が警告「金銭を要求することは一切ない」
こうしたエピソードが放送された当日、イ・ドンウクの所属事務所KINGKONG by STARSHIPは公式SNSを通じて注意喚起を行い、所属アーティストを騙るなりすましアカウントへの警戒を呼びかけた。

所属事務所は「最近、所属アーティストの個人メッセンジャーやSNSアカウントを騙るなりすまし事例について、複数の情報が寄せられています。当社の所属アーティストが、個人メッセンジャーやSNSを通じて金品や金銭、個人情報などを要求することはありません」と説明した。
さらに、「VIPファンミーティングの開催を名目に、個人的な接触を通じて金銭を要求することも一切ありません。公式アカウントで案内されているもの以外に所属アーティストが参加するファンミーティングはありませんので、被害や混乱が生じないよう十分に注意してください」と呼びかけた。
続けて、「当社では、所属アーティストを騙るなりすましアカウントに関する情報提供を受け付けています。なりすましが疑われるアカウントから連絡を受けた場合は、絶対に応答せず、当社の公式メールアカウントまで情報をお寄せください」と案内。「今後もなりすましアカウントに対するモニタリングを継続的に強化し、アーティストの権益保護のために最善を尽くします」と強調した。
(記事提供=OSEN)
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