ベストセラー小説を映画化した話題作『クジラに落ちた男』。主演を務めるのは数々の難役を演じてきたオースティン・エイブラムスだ。
本作は、巨大マッコウクジラに丸呑みされた主人公の青年ジェイが、クジラの体内で酸素が尽きるまでの1時間という極限状態からの脱出に挑む、前代未聞の脱出サバイバル・スリラー。

主人公ジェイを演じるのは、ハリウッド最旬俳優のオースティン・エイブラムス。大ヒットドラマ「ユーフォリア/EUPHORIA」でブレイクを果たして以来、繊細かつ存在感のある演技で数多くのオファーが絶えない。
彼のキャリアを振り返ると、災難に巻き込まれる役を連続して演じていることがわかる。2015~16年に出演した大ヒットドラマシリーズ「ウォーキング・デッド」では、ゾンビが蔓延する世界で悲惨な死を迎えるロン・アンダーソン役を演じた。
ホラー映画『スケアリーストーリーズ 怖い本』では、主人公をいじめる不良少年役として登場し、殺害されたのちに自らの身体をカカシにされてしまうという衝撃的な最期を遂げている。
さらに昨年11月公開のスリラー映画『WEAPONS/ウェポンズ』では、深夜の住宅街から17人の子どもたちが一斉に姿を消した不可解な集団失踪事件を描く物語の中で、得体の知れない恐怖と謎に翻弄される若き路上生活者の役を熱演した。
待機作を見ても「災難続き」な傾向は明らかだ。世界中で熱狂的な支持を集めるサバイバル・ホラーの金字塔『バイオハザード』の新作映画への出演も控えており、血に飢えたゾンビから生き残りを懸けた絶望的なサバイバルを強いられる過酷な役柄に挑む。
解禁された本予告映像では、クジラから逃れようと必死にもがく姿や、真っ暗な胃袋の中で恐る恐る胃の壁に触れる描写など、まるで実際にクジラに落ちてしまったかのようなリアリティある演技を垣間見ることができる。
ジェイは突如現れた海の捕食者ダイオウイカの襲撃にパニックに陥り、必死に逃げようとするものの、イカごとマッコウクジラの巨大な顎の奥へと吸い込まれてしまう。残された酸素が尽きるまでの「1時間」という残酷なタイムリミットが、彼をさらに精神的に追い詰める。
孤独な暗闇の中で、迫り来る死への恐怖、己の無力さを、一瞬の視線の揺れや荒い息遣い、強張る筋肉の動きで完璧に体現してみせるオースティン・エイブラムス。怯えから決意へと変わるグラデーション豊かな演技が、本作を上質で骨太な「本格派脱出サバイバル」へと昇華させている。

ジェイの脳裏には、海で多くの人の命を救った英雄でありながら自分には特別厳しかった父・ミット(ジョシュ・ブローリン)との複雑な記憶が響く。「息子よ、運命を受け入れるのか?」「生き抜くやつが生き残る」という父の厳しくも愛のある教えを頼りに、恐怖を押し殺し、決死の覚悟で生への執着を燃やし始めるジェイの姿は、観る者の心を激しく揺さぶるだろう。
『クジラに落ちた男』は10月16日(金)より全国にて公開。




