今年、韓国で目覚ましい活躍を見せている俳優のチョ・インソン。映画『HUMINT/ヒューミント』『HOPE』(原題)、『もしもの愛』、そして現在撮影中の『ムービング』シーズン2まで、出演作ごとに注目を集めている彼が、「昔は演技が下手だとよく言われた」と、今の姿からは想像しにくい過去を明かし、謙虚な姿勢を見せた。
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9月23日、YouTubeチャンネル「ペク・ウナのやり取り」には、「イ・チャンドン監督のイケメンな末息子、チョ・インソン入城!」と題したチョ・インソンのインタビュー動画が公開された。
チョ・インソンは、新作映画『もしもの愛』が「第83回ヴェネツィア国際映画祭」のコンペティション部門に正式招待されたことを受け、イタリア現地でペク・ウナ所長と対面した。
「演技は楽しいものではなかった」過去のプレッシャーを告白
「俳優を始めた頃と比べて、最近はこの仕事を楽しめるようになったか」という質問に、チョ・インソンは「演技をすることが楽しいわけではなかったと思います。うまくなりたくて続けていたのだと思いますし、下手だと言われることも多かったので、ぶつかりながら乗り越えていかなければなりませんでした」と語った。
さらに、「今さら引き返すこともできなかったので、『もっと上手にやらなければ』という思いがありました」と続け、当時は楽しさよりもプレッシャーを感じながら演技に向き合っていたことを明かした。
一方で、「最近は、映画を愛しているのだと思います。そうとしか説明できません」と打ち明けた。
「身を削るような思いで作品に取り組み、その作品が多くの人に愛されてほしいと思う。体が悲鳴を上げているのに、それでも最後までやり遂げようとする自分を見て、『こんな自分をどう説明できるだろうか』と考えた時、これはもう『愛』としか言いようがないと思いました」と語り、映画に対する深い思いを伝えた。
損得を超えた「映画への愛」
また、チョ・インソンは「これは取引ではないと思いました。何かを得るために演技をしているわけではない。ギブ・アン・ドテイクではなく、無条件に愛しているからこそ、『取引はしない』という気持ちが作品にも表れているのだと思います」と話した。
さらに、「もし取引だと考えていたなら、『HOPE』のあの乗馬アクションのシーンはやらなかったと思います。費用対効果を考えれば、必ずしもやる必要のないシーンでした」と振り返った。
そのうえで、「でも、結局は『自分には最初から取引をしようという気持ちがなかったんだ。演技を愛していたんだ』という結論にしかたどり着きませんでした」と語り、俳優業に対する真摯な思いを明かした。

チョ・インソンは、20代の頃から確かな演技力と高い人気を兼ね備え、第一線で活躍してきた。
20代から現在まで第一線で活躍し続ける実力
2004年にはドラマ『バリでの出来事』で、第40回百想芸術大賞のテレビ部門・男性最優秀演技賞を受賞。さらに、2005年には映画『卑劣な街』で第5回大韓民国映画大賞の主演男優賞を受賞した。2023年にも、『密輸 1970』で第44回青龍映画賞の助演男優賞に輝いている。
23日に配信がスタートしたイ・チャンドン監督のNetflix映画『もしもの愛』では、ドキュメンタリー監督イェジ(演者チョ・ヨジョン)の財閥家出身の夫・サンウ役を演じ、存在感を発揮した。
『もしもの愛』は、解雇された労働者とその妻、そしてドキュメンタリー監督と彼女の夫という2組の夫婦が、ドキュメンタリー制作を通じて出会い、それぞれ異なる人生や胸の内に秘めた欲望と向き合っていく物語。『ペパーミント・キャンディー』『オアシス』『シークレット・サンシャイン』『ポエトリー アグネスの詩』『バーニング 劇場版』などを手がけてきたイ・チャンドン監督にとって、8年ぶりとなる新作としても注目を集めている。
(記事提供=OSEN)
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