俳優のソ・ガンジュンが『あなたとは違う恋愛』(Prime Videoで日本配信中)で、深みを増した感情表現を見せ、視聴者を物語へと引き込んでいる。
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ソ・ガンジュンは10月3日と4日に放送されたKBSドラマ『あなたとは違う恋愛』第5、6話で、ナムグン・ホ役を演じた。幼い頃から積み重ねてきた傷から、一瞬にして崩れ去った信頼まで、揺れ動く感情の機微を繊細に描き出した。
この日の放送では、ナムグン・ホが抱えてきた胸の痛む家族の過去が明らかになるなか、つらい瞬間のたびにそばにいてくれたイ・ミド(演者アン・ウンジン)との関係を通して、彼が長い間抱えてきた傷と、癒やしの瞬間が描かれた。
自分を絶えず苦しめてきた母チェ・ファヨン(演者チェ・ヒジン)と対峙したナムグン・ホは、ミドを脅しの材料にする母親と、ついにはもみ合いにまで発展し、抑え込んできた感情を爆発させた。
「静の演技」と深い眼差しで魅せる真骨頂
ソ・ガンジュンは、感情が激しくぶつかる場面でも、単に怒りをぶつけるだけではなかった。幼い頃に母親から見捨てられ、ひとりで傷を抱えてきたナムグン・ホの痛みと、長い年月の中で積み重なった感情を同時に引き出し、シーンにさらなる重みを加えた。
続いて、母親の借金を取り立てにやって来た闇金業者たちと対峙する場面では、まったく異なる雰囲気を作り出した。淡々とした口調と冷ややかな眼差しで相手を圧倒する一方、自分が脅される状況でもほとんど動じない姿を見せ、張り詰めた緊張感を生み出した。
特に、すべてを諦めたかのような達観した眼差しと低く乾いた声、感情を容易に表に出さない抑制された表情は、ナムグン・ホの表と裏を同時に浮かび上がらせた。外見上は強く見える一方で、誰よりも深い傷を抱えて生きる人物の内面を、ソ・ガンジュンならではの繊細な演技で説得力を持って表現した。

ミドへの揺れ動く感情も丁寧に自然に表現
何より、ミドとの関係が揺らぐラストシーンでは、ソ・ガンジュンの感情表現が最高潮に達した。簡単には自分の傷をさらけ出せないナムグン・ホにとって、ミドは心が折れそうなときに頼ることのできる存在だった。彼女と一緒にいるときだけは、自分の痛みと向き合い、慰められることができたからこそ、ミドに寄せる信頼も並々ならぬものだった。
しかし、ハン・テスン(演者イ・ジュアン)と一緒に過ごしたあの夜の録音ファイルが公開されたことで、2人の関係に亀裂が生じた。揺るぎないものだと信じていたミドへの信頼が揺らぎ、ナムグン・ホの感情もまた、抑えきれないほど大きく揺れ動いた。
ソ・ガンジュンはこの瞬間、衝撃と裏切られた思いが入り混じった感情を、揺れる眼差しとわずかに歪んだ表情に込めた。長いセリフがなくても、視線ひとつで人物の複雑な心情を伝え、視聴者の目をくぎ付けにした。特に、それまでとは明らかに異なる眼差しでミドを見つめる姿は、2人の間に築かれていた信頼が崩れ落ちる瞬間をありありと映し出し、強い余韻を残した。

このようにソ・ガンジュンは、回を重ねるごとにナムグン・ホという人物の物語を緻密に積み重ね、その存在感を発揮している。ミドと一緒にいるときには、傷をさらけ出すナムグン・ホの姿を見せる一方、「もう一人の“君”」パク・スア(演者チョ・アラム)との関係では、また異なる雰囲気を作り出し、キャラクターの多彩な一面まで表現している。
ナムグン・ホが本格的な危機と葛藤に巻き込まれ、新たな局面を迎えるなか、ソ・ガンジュンが今後どのような感情の変化を通してナムグン・ホの物語を完成させていくのか、注目が集まっている。
(記事提供=OSEN)
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