10月16日より日米同時公開となったサバイバルスリラー『クジラに落ちた男』。本作は、大学生のジェイ・ガーディナー(オースティン・エイブラムス)が、太平洋で自ら命を絶った父ミット(ジョシュ・ブローリン)の遺体を捜すために海へ潜ったところ、巨大なマッコウクジラに飲み込まれ、必死に脱出を試みるという物語。原作は、ダニエル・クラウスの小説「クジラに落ちた男」。
監督を務めたブライアン・ダッフィールドが、10月13日(現地時間)にロサンゼルスで開催されたプレミアで、「Variety」誌に本作の撮影秘話を明かした。なんと、主人公ジェイを飲み込むクジラの心音には、父ミットを演じたジョシュ・ブローリンの心音が使われているという。「本物のマッコウクジラの心音なんて録音していないからね。『心音が必要だけど、どこから手に入れよう?』って考えていたんだ。そうしたら、『ジョシュがいるじゃないか!』ってひらめいたんだよ」。そこで、ジョシュ・ブローリンの心音を録音し、クジラの心音として使えるように加工したという。
さらに、クジラの外見にもミットの特徴が取り入れられている。父親とクジラを視覚的に結びつけるため、クジラの顔にはミットとよく似た傷痕が施されているのだ。ブライアン・ダッフィールド監督によれば、これは観客が無意識のうちに父親とクジラのつながりを感じられるようにする演出だという。「とにかく、できる限り個人的な物語だと感じられるようにしたかった。たとえだれにも気づかれないようなことでも」と語っている。





