『パラフィリア・サークル』作品情報 サスペンス

あらすじ

玉川健斗は小説家で、デビュー作は話題になって売れたが、その後不振が続き、崖っぷち状態にあった。文芸誌編集長の三河に「小説にリアリティがない」とダメ出しされ、妻にも勧められてサスペンス小説に挑もうとする。そしてネットで知り合った自称サイコパス狩りという男に出会う。ここから絡まり合うはずの無い4人のストーリーが始まる。エリート弁護士の栗野宗一には人には知られたくない秘密があった。良家の令嬢である婚約者がありながら、別に恋人があり、その恋人に苛烈な拷問を仕掛けていく。大学生の森瀬京は恋人とのプレイに満足できず、より強い刺激を求めて相手かまわず欲望の世界をさまよう。佐川貴史は普通のサラリーマンだが、心の奥底に裏の顔を持っている。森瀬の懇願に応えてしまってから、その欲望に歯止めがかからず…。