連続ドラマW　華麗なる一族

提供：WOWOW

ＷＯＷＯＷ開局30周年記念！
山崎豊子の傑作小説
『華麗なる一族』が
“良作”を生み出し続ける
WOWOWによってドラマ化。

WOWOW開局30周年記念作品として山崎豊子の長編小説「華麗なる一族」が連続ドラマ化。高度経済成長のさなか、関西を拠点にのし上がった一族の興亡が描かれる。本特集ではドラマ視聴前、抑えておくべきポイントをご紹介。愛憎、策謀が入り乱れる濃密なドラマを生み出す“華麗なる”登場人物たちに注目すべし！

「連続ドラマＷ　華麗なる一族」を見る！

01.

視聴前におさらい！
キャスト・キャラクターに注目。

02.

「華麗なる一族」の
熱く、濃厚な人間模様に魅了される

03.

清くしたたかに生きる
女性陣から目が離せない

01.

視聴前におさらい！
「華麗なる一族」を彩るキャスト・キャラクターに注目。　

中井貴一、向井理、内田有紀、藤ヶ谷太輔…数々の骨太ドラマを制作してきたWOWOWだからこそ、これだけの豪華俳優陣の競演が実現した。生き残りをかけて策謀を巡らせる万俵大介、“鉄”に情熱を燃やす長男・鉄平をはじめとする万俵家の者たち、そして彼らを取り巻く企業家、政治家に官僚、女性たち。相関図に描かれていない者を含め、誰一人として不要な人物がおらず、それぞれの野望、理想、策略、葛藤、愛憎がぶつかり合い、火花を散らす。

本作の主人公となるのは、中井貴一演じる阪神銀行頭取・万俵大介。自らの子どもたちを政財界の要人の子息と結婚させるなどして富と権力を拡大してきた。長男・鉄平は阪神特殊製鋼の専務として高炉建設の理想に邁進するが、大介は鉄平の出生にある疑念を抱いており、やがてそれが悲劇を招くことに…。大介の寵愛を背景に愛人の相子は本妻の寧子を差し置いて一家を実質的に取り仕切る。次男・銀平は大介の後継者と目されるが、そんな歪んだ一家の姿を見てきたせいか優秀ながらも冷めた目で家族を見ている。

連続ドラマW「華麗なる一族」

放送日時

4/18（日）放送・配信スタート
毎週日曜よる10:00

※第1話無料放送（全12話）
原作：山崎豊子『華麗なる一族』（新潮文庫刊）

「連続ドラマＷ　華麗なる一族」を見る！

02.

「華麗なる一族」の
熱く、濃厚な人間模様に魅了される

阪神銀行の頭取にして、複数の事業を束ねる万俵コンツェルンの総帥でもある万俵大介は、都市銀行再編の動きを聞きつけ、生き残りをかけて“小が大を食う”合併を実現させるべく策謀を巡らせる。一方、長男で阪神特殊製鋼の専務を務める鉄平は、高炉建設という理想を掲げ、その資金獲得に奔走する。物語は大介による銀行合併を巡る動きと、鉄平による高炉建設という2つの計画を軸に展開していくが、ここにさらに、鉄平の出生に関わるある疑念が加わり、この父子関係をさらに複雑なものにしていく。冷徹なリアリストの父と理想に燃える息子の愛憎劇がもたらす結末は…？

銀行合併、高炉建設が実現すれば、そこで甘い汁を吸える人間、逆に出世の道が閉ざされる者も出てくることになる。そこに関わる銀行員、官僚、政治家、技術者たちが繰り広げる人間ドラマこそが本作の最大の魅力！理想、野望、欲望、葛藤……、約半世紀前の高度成長期を舞台にした本作だが、登場人物たちの思惑が複雑に絡み合う人間模様は、先の見えない現代を生きる我々の心にも響くはず。

こうした重厚な人間ドラマの中で、大きな役割を担っているのが美術セット。“華麗なる”というタイトルを象徴するような万俵家の面々が集うダイニングやリビング、書斎、緊迫したやり取りや権謀術数が繰り広げられる阪神銀行の頭取室などは本作のためにセットが組まれており、「連続ドラマW　沈まぬ太陽」「連続ドラマW　監査役　野崎修平」などの美術を担った江口亮太が担当。荘厳な美術セットが、物語にさらなる深みと厚みをもたらしている。

連続ドラマW「華麗なる一族」

放送日時

4/18（日）放送・配信スタート
毎週日曜よる10:00

※第1話無料放送（全12話）
原作：山崎豊子『華麗なる一族』（新潮文庫刊）

「連続ドラマＷ　華麗なる一族」を見る！

03.

清くしたたかに生きる、
女性陣から目が離せない

「男性たち」の熱いドラマと捉えられがちな本作だが、より一層楽しむために、注目すべきは女性たちの生きるさま。まず、第一の“キーパーソン”は内田有紀が演じる、万俵家の家庭教師にして大介の愛人・相子。実質的に万俵家を取り仕切る彼女は、妻のポジションである大介の「左側」を正妻・寧子（麻生祐未）と日替わりで分け合うなど、家族と血のつながりはなくとも、万俵家の中で圧倒的な存在感を発揮している。

そんな相子が決める政略結婚に抗う芯の強さを持ち、鉄平の部下である四々彦（工藤阿須加）と恋に落ちるのが松本穂香演じる次女・二子。次男・銀平の妻・万樹子を演じるのは吉岡里帆。結婚後に万俵家の異常さ、銀平の結婚に対する冷めた心を知り絶望するも、彼女もまた男たちの決めたルールに折れることなく強く生きる。他にも、かつて銀平と恋に落ちるも、“家”が障害となって結婚をあきらめ、画家を目指しパリに発った章子（新川優愛）や万俵家の長女・一子（美村里江）、三女・三子（福本莉子）、鉄平のなじみの店の若女将・芙佐子（田中麗奈）など魅力的な女性たちが数多く登場。男たちに運命を翻弄されながらも、それでも強く生きる女性たちから目が離せない！