本作は、監督:長井龍雪、脚本:岡田麿里、キャラクターデザイン:田中将賀が『あの花』に続き再びタッグを組む、秩父を舞台に描かれる「青春群像劇」第2弾の劇場版オリジナルアニメーション。
心の傷、葛藤、切なさー。人間本来の姿に真正面から向き合いながら、人と人との絆を描いた本作は、きっとあなたの心を感動でいっぱいにしてくれる。
言葉を封印された少女が、ミュージカルに挑む…
『心が叫びたがってるんだ。』予告
【女性独占試写会を実施!気になるアンケート結果は…】
会場に集まった映画好きの女性読者の7割以上が普段アニメ映画を見ないと回答。一方で作品の満足度は96%とかなり高め! 甘酸っぱくて切ない青春の雰囲気や、劇中で流れる名曲の数々が心に響いた読者が多かったようです。また、それぞれの登場人物への熱い共感コメントも寄せられました。
いち早く映画を見た人のコメント
- トラウマに飲み込まれそうになりながらも必死に前へ進もうとする姿に共感。
- 心にキュンキュンきました。もう忘れていたような気持ちが心に響きました。
- 周りの人たちと共に全員が成長するところ。
- 心に思ったことを言葉にできなくなっている今の青年の風潮をよくとらえていると思いました。本心で語ることの大切さがわかりました。
- 自分のカラを破れるのは自分。だけど、友達の助けがあるともっといい。
- ミュージカルのシーンで一気に涙があふれました。
- 最後の歌がすごくすごくよかったです!
共感したキャラクターは?
成瀬順
- 言いたいことを言えないかんじ。(ゆほ・会社員)
- 自分のせいだと思いふさぎ込む感じが自分に似ていると思います。(マリモ・会社員)
- 抱えているものともアンバランスさが共感できました。(ソラママ・主婦)
坂上拓実
- 流されていく中で自分の想いに気が付くところ。(まにゅも・30代)
- 争いごとを避けるために思ったことを言わないでいるところが自分にもあるから。(ましゅこ・学生)
仁藤菜月
- 思ったことを言えないところ。(りこ・学生)
- ギャップがすごい好きです。陰ながらの努力ややさしさが共感というかすごくいいなと思いました。(みほ・学生)
田崎大樹
- まっすぐなところ。(K・会社員)
- 自分にできることを一生懸命やっているところ。(小夏・会社員)
あなたも思わず共感!編集部いちおしの注目ポイント!
「それは呪いなんだと思うんですが…」 ヒロインの繊細さに共感
主人公の高校2年生、成瀬順は、幼い頃は大のおしゃべりだったが、ある日何気なく口にした言葉によって、家族がバラバラになってしまった。幼い順の前に現れた“玉子の妖精”は、順が言葉を発するとお腹が痛くなる呪いをかける…。「それは呪いなんだと思うんですが…」と同級生の坂上拓実にメールで説明する順。繊細だった子ども時代の経験が、いまも心のどこかで引っかかっている。そんなセンシティブな一面って、誰しもあるのでは?
「私はやれるよ。不安はあるけど、きっと…」 ヒロインの勇気に共感
担任教諭のムチャぶりで、順は拓実、優等生タイプの仁藤菜月、野球部員の元エース・田崎大樹とともに「地域ふれあい交流会」の実行委員に任命される。クラスの出し物がミュージカルに決定するが、順に対する大樹の心無い一言で、教室内は不穏な空気に…。そんななか、順はとっさに「私はやれるよ。不安はあるけど、きっと…」と歌いだした。歌は呪いの対象外のようだ。小さな勇気が、大きな一歩に。恋や仕事にも同じことが言えるかも。
「いいかげんにして、言葉は傷つけるんだから…」 ヒロインの怒りに共感
歌を通せば、本当の気持ちを伝えられるかもしれないと気づいた順は、ファミレスでの実行委員との打ち合わせにも熱が入る。しかし、店内にいた野球部の後輩たちが大樹の陰口をたたき、それが本人の耳に入ったため、言い争いに。耐えきれなくなった順は「いいかげんにして、言葉は傷つけるんだから…」と大声で叫んだ。誰かの言葉に傷つき、また誰かを言葉で傷つける…。そんな苦い体験への怒りと後悔は、きっとあなたの心にもあるはず。
「失った言葉が叫びだす。愛していると叫びだす」 ヒロインの恋心に共感
徐々に拓実との距離を縮める順が知ったのは、拓実の複雑な家庭環境だった。「失った言葉が叫びだす。愛していると叫びだす」。そんな拓実への淡い思いに気づき始める順だったが…。普段は明るい菜月、ぶっきらぼうな大樹にも実は「叫びたい」本当の気持ちがあった。さまざまな思いが交錯するなか、ついにミュージカル本番前日。しかし、またしても“言葉”が順を傷つけてしまう。果たして、幕は上がるのか? ヒロインの揺れる恋心は同世代だって、大人の女性だって共感すること間違いなし。
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