“植物系王子様”って?
- 笑顔が素敵! 物腰は柔らかいが、芯は強い!
- 家庭的で料理上手
- 紳士的で気遣いができる
- 時に男らしく! 女性をリードしてくれる
一緒にいるだけで、観葉植物のように、バツグンの癒し効果が!
女性の心をキュンとさせてくれる恋愛映画は昔もいまも作られ続けていますが、最近、特に多いのは十代の青春ものでしょうか。十代の人たちはいまの自分とヒロインの恋を重ね合わせることでドキドキする、学生を卒業してしまった人たちはかつて自分にもあった初恋を思い出してドキドキする、そのドキドキ感が醍醐味だったりします。ですが、大人女子にとっては、もう少し現在の自分に近い恋愛ものも観てみたい…という人、多いはずです。こんな運命的な出会いがあったらいいなぁ、こんな恋愛がしたいなぁと、大人の日常のなかにある、憧れる恋愛が描かれるのが『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』。どんなお話か──東京でひとり暮らしをしている23歳のOL・さやか(高畑充希)はある日、家の前で倒れていた見ず知らずの青年・樹(岩田剛典)に「大丈夫ですか?」と声をかけたことをきっかけに、なんと! 友だち以上恋人未満!? の同居人として一緒に暮らすことに。そこから恋が芽生えていく恋愛映画です。偶然がもたらした奇跡のような物語に「そんなのって現実にありえる!?」と思いつつも、気づけばさやかと樹の共同生活を「羨ましい~」「私もこんな恋がしたい~」と思ってしまう。おはよう、おやすみ、ただいま、おかえり、いただきます、ごちそうさま…何気ない日常を描いているからこそ憧れてしまうんです!
お弁当をつくってくれる優しいエプロン男子に一目惚れ
何と言っても岩田剛典さんの演じる樹の笑顔が爽やかすぎて、優しすぎて、ときに色気があって、男らしくて…終始その眼差しにやられっぱなしなわけですが、この恋愛映画の最強ポイントの一つとも言えるのが、手料理を作ってくれる男子であることです。どんなに時代が変わっても、何だかんだ言っても、女性なら料理くらい…と思ってしまうものですし、料理のできる女子はポイントが高いとも言われています。でも、逆もしかり、男子だって同じです! 料理のできる男子は女子以上にポイントが高い! この映画では、一晩泊めてくれたお礼、半年お世話になるお礼にと、樹は毎日さやかのためにご飯を作ってくれる。朝晩だけでなくお昼のお弁当もです! あの愛情たっぷりな手作り弁当は、憧れると同時に、自分も好きな人のために頑張っちゃおうかな…と女子力も上げてくれたり。何よりエプロン姿の樹が絵になる! 絵になりすぎ! これからは働く男子のスーツ姿ではなく、エプロン姿に惚れる時代が到来なのかもしれません。
言われたい! ノックアウト率100%のとろけるセリフ
家の前に倒れていた樹に「大丈夫ですか?」と声をかけて返ってくるのは「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか。噛みません、しつけのできた良い子です」というセリフです。そこから2人の会話はスタートしますが、実はコレ、よくできた設定。ちょっぴり現実と切り離すようなファンタジックなセリフをユーモアプラスアルファで投入しておいて、そこからどんどんリアリティのあるセリフで攻めていく。油断させておいて…のパターンです。自己紹介をして──さやかでいいよ、樹でいいよと、“さん”なしで呼び合うことを決めるシーンなんて、こっちがくすぐったくなるようなドキドキです。そんな感じで、樹のさりげないセリフにずっとドキドキさせられっぱなし。特に2人の関係が同居人から恋人に変わるシーンのセリフ──「引き金二回目…知らないからな」「待って」「待たない。もうここからは同居人なんて言わせない」──ノックアウト率は間違いなく100%だと思います。
ほどよくアウトドアがいい! お揃いの自転車でナチュラルデート
一般的に付き合いはじめのデートは、話題のレストランに食事に行ったり素敵なバーでお酒を飲んだり…というのが定番ですが、この2人を見ていると「こんなデートもありだなぁ」と思ってしまう。樹の料理のこだわりは“季節を感じる身体にいいもの”なので、休日になると2人一緒に河原や土手に行って“野草狩り”をするんですね。最初の狩りの後に作る料理は──きゃらぶき、芹のおひたし、ばっけみそ、つくしの佃煮、蕗の薹の天ぷら、ふきのご飯。一緒に摘んできた野草を一緒に料理するって、これは大人ならではのデートと言えます。車ではなく自転車というのもいい。バイト代が入ったからと、さりげなく“お揃い”の自転車をプレゼントする樹のセンスも素敵すぎます。予約の取れないレストランでの食事ももちろん嬉しいですが、2人の共同作業でいただく料理、これにはどんなお店も叶わないような…。これからの季節“自転車&野草狩り”のナチュラルデートが流行りそう!