舞台、月9、『図書館戦争』…
大活躍の田中圭が3つの顔を演じ分ける
司法書士として働きながら、亡き姉が残した幼い娘を男手ひとつで育てている主人公・伊武努(いぶつとむ)。しかし、かつて暴力団に所属し“狂犬”と恐れられた元極道という過去を背負っている。「切れ者の司法書士」「お人好しで頼りないシングルファーザー」「元・極道」。そんな3つの顔をもつ主人公を演じるのが、数々の話題作に出演する人気俳優の田中圭。特に2015年は本作に加えて、舞台「夜への長い旅路」、放送中の月9ドラマ「5→9 ~私に恋したお坊さん~」などが好評を博し、シリーズ前作から続投した映画『図書館戦争 - THE LAST MISSION-』も大ヒットを記録したばかり。そんないま、ノリにノッている田中さんの“三変化”が大きな見どころだ。
原作者は現役行政書士…
だから物語が超リアル!
主人公・伊武努が理不尽な目にあう庶民を救うべく奮闘する“裏リーガルドラマ”ともいえる本作。原作を手がける田島隆氏は、「カバチタレ!」「極道がんぼ」「ダンダリン」などで知られる人気漫画原作者であり、現役の行政書士。それだけに裏カジノの資金借り受け、土地売買にからむ不当な取引など、映画で描かれる事案はとにかくリアルで引き込まれる。主演の田中さんが、ライバルの悪徳弁護士(山本耕史)相手に法律用語を駆使した“舌戦”を繰り広げる姿も必見だ。弱者を食い物にする犯罪が横行し、いつ自分が巻きこまれるかもわからない現代。義理と人情、そして法律を武器に戦う伊武努の活躍がますます求められるはず。今後のシリーズ化にも期待がかかる。
「3人に1人が見た」広島に凱旋!
『劇場版 びったれ!!!』は、今年1月から全国10局で放送された連続ドラマの映画化。深夜枠ながら、物語の舞台となっている広島では第8話(3月9日放送)で視聴率6.3%を記録した。この数字をチャンネル占有率に置き換えると33.5%…つまり「3人に1人が見た」という計算になるのだ。そして『劇場版 びったれ!!!』では、スタッフ&キャストの念願だった全編広島ロケが実現。伊武が務める「もみじ司法書士事務所」の内装もドラマから一新された。多くのエキストラも参加した“地元”ならではの雰囲気が、作品に新たな息吹とパワーを与えている。ちなみに“びったれ”とは広島弁で小心者という意味があり、伊武が手を差し伸べる優しき庶民を指している。
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