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3年の時を経て…
アリスの成長の旅
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前作の冒険から3年後、アリス(ミア・ワシコウスカ)は大人の女性へと成長し父親の後を継いで船のキャプテンとして活躍していた。そんな彼女が故郷であるロンドンへ戻ると、再び厳しい現実に直面し、再びワンダーランドへ誘われる。かつて訪れたアンダーランドに再び辿りついた彼女を待っていたのは、悲しみに打ちひしがれ、命の危機にある親友マッドハッター(ジョニー・デップ)。かつて家族全員を奪った悲劇的過去に囚われてしまった彼は、心を閉ざし、帰らぬ家族を待ち続けていた。
そこで、アリスは禁断かつただ一つの方法を取ることに。誰もが敵に回したくはないと恐れられている時間を司る番人タイム(サシャ・バロン・コーエン)が持つ“クロノスフィア”を奪い時間を遡り、過去を変えることでハッタ―を救おうと、襲い来る追手を振り切りアリスは過去へと旅立つ。
アリスにとって時間とは、愛する父や理解者たちといった大事なものを自分から無慈悲にも奪っていく残酷な泥棒。けれど、過去に囚われたマッドハッターを救う冒険を通して、過去とは変えるものではなく、見つめ直すことによりそこから学ぶことができ、時間は決して無慈悲なだけではなく、より良い未来に繋がる“今”を与えてくれるのだと気づかせる出来事に遭遇する。過去を受け止め、過去から学び、前向きに未来を作り出していくことの大切さに気付くことで、変わっていくアリス。マッドハッターを救うための冒険は、アリスにも大いなる気づきと成長をもたらすことになる。
さらにパワーアップ!
奇妙で美しい映像世界
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映画の冒頭、海賊に追われる船のキャプテンとして登場するアリス。男勝りの勇ましい船乗りファッションが実にクール。3年の航海を経て故郷の港、19世紀のイギリスに上陸した彼女は母と再会し、不在中に家が経済的困難に直面していることを知る。そこで、状況を打開するため、アリスを船長から引退させようとする人々が集うパーティに出席。その際に彼女が身に付けたのは、寄港した中国の皇太后から贈られた極彩色のチャイナ服。厳しい現実を映し出すかのように、人々が着ている服やインテリアは全体的にくすんだ色合いの中、アリスひとりだけが鮮やかな色を身に纏っている。まるで現代社会にうまくなじめずいる彼女の違和感が表現されているように。
そんな彼女が鏡を抜けて再び訪れたのがアンダーランド。原作の挿絵画家ジョン・テニエルの作品を思わせるヴィクトリア朝的でクレイジーな要素を取り入れた鮮やかなビジュアルがとても楽しく、とても印象的。現実社会では悩みが多くても、この世界では“救世主”、極彩色の服を着たアリスがしっくりくるのも当たり前なのかもしれない。その後も、赤や緑といった強い色を身に纏い冒険に挑んで、自信を取り戻していく。本作では、色の使い方によって、アリスが行き来する二つの世界観が見事に描き分けられているのも魅力の一つ。
強烈な個性を放つ
“アンダーランド”の住人たちとの再会
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お馴染みの人気キャラクターたちが再集結するシリーズ2作目。アリスがアンダーランドの過去を訪れる物語だけあって、チェシャ猫や双子のトウィードルディーとトウィードルダムなどの可愛らしい子ども時代が覗けるのが本作の見どころのひとつ。もちろん、可愛らしい幼少期のマッドハッターも登場する。しかしそれと同時に、ハッターと家族の悲しい別れやその発端となった出来事が初めて語られ、狂気の背後にある悲しみの理由がついに明かされる。
さらには、白の女王ミラーナ(アン・ハサウェイ)の完璧でない素顔、姉である赤の女王イラスベス(ヘレナ・ボナム=カーター)との不仲の理由、イラスベスが巨大な頭を持つに至ったワケや独善的な性格になってしまった原因も明らかに。そして忘れてならないのが、個性的なレギュラー陣に負けず劣らずのインパクトを持って登場する新キャラクターのタイム。今回のテーマでもある“時”を司る人物が、時間を武器にどのようにお馴染みの面々と絡み、奇想天外な展開へ持ち込んでいくのか、ぜひお楽しみに。
PRESENT
『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』ポケットミラー×3名様
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