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提供:KADOKAWA
Artwork © 2015 The Weinstein Company LLC. All Rights Reserved.
世界一セクシーな男、ブラッドリー・クーパーが天才シェフに!
世界を股にかける有名料理人ともなれば、ロックスター並みの知名度と人気を誇る存在なのはご存じの通り。映画『二ツ星の料理人』の主人公アダムは、後輩に「シェフはローリング・ストーン級」と言わしめるスター・シェフ。若くして美食の中心地パリで二ツ星を獲得した経験を持つ天賦の才と、三ツ星を狙う野心を持ち、その上、女性を瞬時に魅了するほどのイケメンともなれば、注目されるのも当然のこと。そんなアダムを演じるのは、“世界一セクシーな男”とも称されるブラッドリー・クーパーだ。
夢が叶うのが早すぎて調子に乗った結果、師匠の愛娘を巻き込んだスキャンダルを引き起こし、第一線から退くこと3年。「死んだ」との噂が飛び交っていたものの、再びフードビジネスの最先端とも言える欧州に姿を現し、復活を目論むのだ。アダムが目指しているのは、料理の官能的な側面を表現すること。「シェフが追求すべき一貫性は味ではない。セックスと同じ。ゴールは同じでも、新しい道を試さないと」と語ったり、自分のレストランを「ここは栄養をとったり、食うだけの場所じゃない。料理のオーガズムを追求する場所だ」と力説したり。料理に、栄養や美味しさだけでなく、それ以上の付加価値を添えることができる天才クリエイターを、ブラッドリーが“セクシーさ”というスパイスで、いかに美味しそうに料理しているのか。その眼でとくとご覧あれ。
美食の街パリで二ッ星を獲得した天才シェフは、その才能という魅力で周囲の人間を惹き付けてやまない。それは、身近な存在である同じ店のディレクトールや同僚シェフ達をはじめとして、彼を取り巻く人間関係は全て彼に「夢中」という言葉が適切だ。とりわけ、切磋琢磨してきた2人のライバル、彼を支える正反対な魅力を持つふたりのヒロインについてフィーチャーする。
アダムに夢中なヒロインたち
セクシーなスター・シェフ、アダムに夢中になるのが、正反対の魅力を持つふたりのヒロインだ。ひとりはパリ時代の恩師の愛娘で、情熱的な大恋愛の末、ともにスキャンダルを巻き起こしてしまったアン(アリシア・ヴィキャンデル)。人として生きていくために別れなければならなかった二人だが、アンは偶然にアダムと再会したとき、「会いたかったわ。元気そうね。強そうだわ。パパの形見のナイフを持っていて欲しいの」と毅然とした表情を見せる。だが、今もアダムを大切に想っていることを感じさせる切なさも覗かせ、後にアダムの再出発に大きな助け舟を出す。
もうひとりは、その豊かな感性を見込んでアダムが自らの右腕としてスカウトした、シングルマザーのエレーヌ(シエナ・ミラー)。初めはアダムの俺様ぶりに辟易とし、衝突するものの、彼の才能、そして苦悩や情熱に触れるうち、誰よりも彼を理解する存在へと変わっていく。新しい調理法を学ぶ際には指導者となり、料理哲学を語り合う時は良き同僚となり、仲間との信頼関係を結ぶための架け橋にもなる。母性的な側面を持つ女性だ。
見た目も、振る舞いも、恋愛の仕方も正反対のヒロインたちだが、アダムの良き理解者であるという共通点がある。そして二人とも、アダムが危機に陥った際さりげなく手を差し伸べてくれるいい女なのだ。こんな二人を夢中にさせるアダムを見ていると、やはりデキるちょい悪オトコは、女性の永遠の憧れなのだと納得。
グルメ界のプロ達が魅了されるその才能
常に先頭を走り続けるトップランナーが、より高みに上り詰めるには後を追う者たちたちの存在が欠かせない。アダムにとっては、グルメ界の第一線で生きる、厳しい目を持つプロたちがそう。かつてパリ時代にしのぎを削っていた元同僚のリース(マシュー・リス)もそのひとり。ひと足先にロンドンで三ツ星を獲得しているリースだが、アダムはどこか馬鹿にした態度をとっている。一方リースは憎まれ口をききながらも、尊大なアダムに面と向かっては言わないものの、「石だって料理できる」とも称される才能に一目も二目も置いている。その証拠に、再出発直後に見舞われたトラブルでどん底に落ちたアダムを救い出すのがリースなのだ。さらにもうひとり、良きライバルとも言える存在が。それが、アダムをレストランの責任者という立場で支えてきたトニー(ダニエル・ブリュール)だ。パリ時代から、時に憎まれ口をきき、時に呆れ、時に心配し、そして時に強力な味方になりながら、料理人であるアダムの変化を見てきた彼。過去にはアダムのスキャンダルにより、パリのレストランを閉店することになったものの、感情に流されず、常に毅然とした公平な態度でアダムに接し、共に三ツ星獲得を誓う。きっと、リースやトニーのような職人気質の人々をも魅了するのは、アダムが持つ“最高のプロであり続けようとする才能”なのだろう。味に対する生まれ持ったセンスはもちろんのこと、現状に甘んじず、より質の高いものを提供するためのチャレンジ精神や、こだわりの美味しさを追求するために昼夜を問わず新作の開発を続ける情熱を決して枯らすことがない。人としてはダメ男でも、食に対する真摯な姿勢があってこそ、厳しい目を持つ同業者たちが認め、敬意を表し、いざというときに手を差し伸べて引きあげてくれる。そんな良き仲間の存在こそ、アダムの才能、そして料理人としての魅力の証なのだ。
映画ファンもアダムに夢中!
試写会レポート
“世界一セクシーな男”が情熱を傾ける“美味しい料理”の数々。そんな最強とも言える組み合わせが堪能できる『二ツ星の料理人』を、映画の“美食家”たちはどう観たのか? シネマカフェ独占試写会で飛び出した、「アダムに夢中!」なコメントをお届けする。
Q:鑑賞後、レストランに食事をしに行きたくなりましたか?
アンケートでは、82.0%という高い満足度を記録! さらに劇中登場する料理の数々には、鑑賞後にレストランにいきたいと思った人がほとんどだった。そして「アダム・ジョーンズの魅力とは何か?」という質問には、誰もが認めるそのルックスや、料理に命をかけるその圧倒的な熱量はもちろんのこと、アダムの「不完全さ」「孤独」など、彼がみせる“弱さ”に魅力を感じた観客が多かった模様。天才と呼ばれるような人物を全身で演じたブラットリー・クーパーの魅力と確かな演技力に、映画美食家たちも思わず舌鼓を打ったようだ。
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『二ツ星の料理人』
3年前、パリの二ツ星レストランから姿を消した料理人、アダム・ジョーンズ(ブラッドリー・クーパー)。一流の腕を持ちながらも大きな問題を抱えたアダムはトラブルを起こし、すべてを失った。もう一度、料理人として再起をはかるため、ロンドン美食界の友人トニー(ダニエル・ブリュール)のレストランに乗り込む。「世界一のレストランにしてやる」と自分を雇う約束を取り付け、女性料理人のエレーヌ(シエナ・ミラー)、パリ時代の同僚ミシェル(オマール・シー)など最高のスタッフを集めていく。満を持して、新しくレストランをオープンするアダムだったが、過去のトラブルの代償は、まだ解決していなかった…。
STAFF:ジョン・ウェルズ
CAST:ブラッドリー・クーパー、シエナ・ミラー、オマール・シー、ダニエル・ブリュール、アリシア・ヴィキャンデル、ユマ・サーマン、エマ・トンプソン
6月11日(土)より全国にて公開
オフィシャルサイト:http://futatsuboshi-chef.jp/
Artwork © 2015 The Weinstein Company LLC. All Rights Reserved.
6月11日(土)より全国にて公開