世界的に一大ムーブメントを巻き起こし、日本でも社会現象級の大ヒットとなった『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のその後を描く最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』。2017年1月に副題が“最後のジェダイ”と発表されてから今日まで、映像やビジュアルが公開されるたびに“最後のジェダイ”は誰なのか? やはりルークなのか、それともレイ? もしくは別の人物…? ジェダイは滅びる運命なのか…そしてルークはダークサイドに? とファンの中で様々な憶測を呼んでいたが、遂に明らかになる。
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『最後のジェダイ』は「シリーズ最高傑作」とまで言わしめたのは、“勇敢な語り部”として脚本も手がけたライアン・ジョンソン監督。サービスてんこ盛りでファンを最高に満足させた前作『フォースの覚醒』とは異なり、フォースやジェダイといった“聖域”にも鋭くメスを入れ、神話の新たな地平を切り開こうと挑んだスリリングな野心作を作り上げているのだ。
本作の最大の注目ポイントは「レイの両親は誰?」ということ。すでに主演のデイジー・リドリーが明言しているように、誰が両親なのかはハッキリ語られている。衝撃的だが、腹落ちする事実であり、「スター・ウォーズ」新3部作の根幹にも関わる結論だった。レイだけでなく、今回カイロ・レンの決断も重要な転換点に。さらにフィンの新たな冒険や、ベニチオ・デル・トロ、ローラ・ダーン、ケリー・マリー・トランら新キャラが予想以上の活躍をし、シリーズ最長となる上映時間152分がまったく飽きさせないものに仕上がっている。
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シネマカフェでは、この1年で『最後のジェダイ』に関わる主要キャラクターを演じてきた7名の俳優陣と、監督のライアン・ジョンソン、プロデューサーを務めるルーカスフィルム社長のキャスリーン・ケネディにインタビューを敢行してきた。彼らの言葉で『最後のジェダイ』へ向け、「スター・ウォーズ」の歴史をひも解いてみて。