『マシニスト』レビュー
今の段階でこの映画について言えることは「なにも言えない」ということです。とにかく映画の内容について語ろうとすると「●●●が×××だから■■■なのだ」という具合に、ラジオだったらピー音ばかりで内容がわからない番組になりかねません。それだけ鍵を握っているトリックが重要だということなのですが。そんな事情もあってクリスチャン・ベイルの激ヤセしたビジュアルばかりが先行していますが、聞くところによるとクリスチャン・ベイルという人はあまり自分の体型に執着がないようで、平気で太ったり痩せたりしてしまうそうです。その役者魂にはブラッド・アンダーソン監督も太鼓判を押していますが、これに倣ったダイエットはおすすめできません。
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
また、主人公は不眠症に悩んでいますが、どんなに大切な試験の前日でも熟睡してしまう自分としては逆に羨ましいぐらいでした。眠れなくなるほど深刻に真実をつきつめる“まっとうさ”すら持ち合わせていないらしい自分に少し哀しくなりました。
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