『ブラザーズ・グリム』レビュー
『未来世紀ブラジル』でやみつきになってしまったテリー・ギリアム監督の世界。あのテーマソングは今でもトラウマです。そのギリアム監督が前作『ロスト・イン・ラ・マンチャ』の悲劇から7年ぶりに世に放つ待望の新作ということで、予告篇で初めて高い塔の窓から長い髪をおろす「ラプンツェル」の画を観たときは心が躍りました。アクション派のイメージが強かったヒース・レジャーが神経質でナイーブな弟役にはまっていて、そのギャップがまた乙女心をくすぐります。インテリ風な細いフレームの丸眼鏡も、文化系メガネ男子好きな女子にはたまりません。もちろんギリアム監督ならではのジョークも随所に散りばめられています。現実とファンタジーが境目なく混じりあうギリアム・ワールドにしばし迷い込んでみてください!
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