『ニュー・ワールド』クオリアンカ・キルヒャー来日インタビュー
『シン・レッド・ライン』から7年、巨匠テレンス・マリックが挑んだ最新作はポカホンタスの伝説を描いた『ニュー・ワールド』だ。ストーリーはディズニー映画で日本でも知られている、イギリスからやってきた冒険家ジョン・スミスと先住民ポカホンタスの愛の物語。そのポカホンタス役に見事抜擢されたのが、15歳の新人クオリアンカ・キルヒャーだ。
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役が決まった時「信じられなくて、とっても興奮した」というクオリアンカ。「18歳くらいの人を探していたところに、私は当時14歳になったばかりだったので、自分には絶対決まらないだろうと思いながらオーディションを受けていました。実際に決まってからは役に集中していたのでプレッシャーはなかったです」。また役作りについて、監督からは“水になるように”と言われたそうだ。「水のように表情に幅を持ち、少し謎めいた感じで、ジョン・スミスも観客の心もとらえなければならなかったんです」。
共演するコリン・ファレルとクリスチャン・ベールと並んでもひけを取らない演技を披露している彼女。「コリンはとても地に足がついているけど、人生を楽しんでいる。仕事に対しては真剣だけど、真面目過ぎません。あと、家族をとても大切にしています。一方でクリスチャンはとても思慮深くて、軽率なことはしない。才能豊かな素晴らしい俳優です。2人には本当に多くのことを学びました」。
愛し合っているにも関わらず引き裂かれてしまうポカホンタスとジョン・スミス。障害のある恋について訊ねると、「私は流れに身を任せることはしないと思う。でもポカホンタスもあきらめていたわけではなく、ずっと想いを秘めていたんだと思います」と明かしてくれた。
大恋愛のヒロインを見事演じている彼女だが、実生活では今までお付き合いをしていた人はいないようで、しかもコリンがファースト・キスの相手、そしてクリスチャンが2人目、と言ううらやましい事実も告白してくれた。さてファースト・キスの味は? 「ガムの味(笑)。たばこを吸うから気を使ってくれたんだと思うけど、歳があまりにも離れていたから緊張していたんだと思う」と笑った。
テレンス・マリックが発掘した若き才能、クオリアンカ・キルヒャー。その自然体の演技には、将来の活躍を誰もが期待を寄せるだろう。
《シネマカフェ編集部》
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