『ナイロビの蜂』レビュー
不審な死を遂げた愛する妻の真実を知ろうとする夫婦愛。ケニア・ナイロビに蔓延る貧困とHIV。ただ観て感じて欲しいアフリカの想像を絶する美しい自然。この作品では、壮大なスケールで描かれるこれら3つのテーマが素晴らしくリアルに描かれています。『シティ・オブ・ゴッド』に続き、独自のカメラワークと映像美を見せたメイレレス監督を惚れ直しました! また、ストーリーが進むに連れて観る側の集中力がどんどん増してゆく不思議な感覚に襲われました。綿密な展開からは一瞬も目が離せませんよ。それにしても妻が死んだ後に、命をかけて真実を追究する夫…今の世の中、そんな泣ける夫婦がいるのでしょうか!? 憧れの夫婦像でもあります。
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《シネマカフェ編集部》
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