水も滴るいい女たち vol.1 予測不可能なハリウッドの小悪魔、スカーレット
先月の美男子特集に続き、今週は見目麗しい女子を特集いたします。まずは、7月のコラムでご登場いただいたジョナサン・リース・メイヤーズの相手役を『マッチポイント』で務めているスカーレット・ヨハンソンから。
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
8歳のとき子役として舞台の世界に入ったものの、生まれ持った気だるさと美貌を武器に、すんなりと大人の女優の仲間入りを果たしてしまったスカーレット。「痩せ過ぎ?」とも思えるハリウッド女優たちを尻目に、ふくよかで女性らしい魅力をふりまいています。クラシカルな容姿に、大胆な発言。若くあどけない表情を見せると思えば、成熟した女の匂いすら感じさせる。こんなアンビバレントな要素たちが、彼女を予測不可能な小悪魔にしているのかもしれません。
そんなスカーレットは、有名監督たちのお気に入りでもあります。“流行りモノ”が大好きなウディ・アレンもすっかり骨抜きにされている様子。彼女をベタ褒めしているのはもちろん、続く次回作“Scoop”にも起用しています。確かに、ウディでなくっても、彼女のフェロモンにはタジタジ。特に、『マッチポイント』で彼女が最初に顔を出す卓球シーンはフェロモン満開。ジョナサン演じるクリスの心を、ほんの数分でゲットする手練手管は、演技とは思えないほどナチュラル。今年22歳という若さでありながら、中年男性との浮名を流し続けている彼女ですから、当然なのかもしれませんが。
まだ見ぬ人との大事な出会いを待つあなたなら、運命的なその瞬間に全身全霊をかけられるよう、その上目遣い、思わせぶりな会話など、色気たっぷりな仕草など、参考にしてみてはいかがでしょう。年下の小娘を参考にするなんて…などと思わずに。
「ウディ・アレン作品らしくないからちょっと…」「斬新で面白い」など、作品への意見は様々のようですが、スカーレットのぴちぴちムッチリな姿を拝むだけでも、劇場に足を運ぶ価値あり。道ならぬ恋に身を焦がし、クールな彼女が徐々に嫉妬に狂っていく様子もこれまた見もの。人のふり見て、我がふり直せとも言いますし、彼女のその姿からは、いろいろ学ぶところも多そうです。
『マッチポイント』
配給:アスミック・エース
劇場情報:8月19日より恵比寿ガーデンシネマ、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開
(C)JADA PRODUCTIONS 2005
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