『僕の、世界の中心は、君だ。』レビュー
「助けてください」という朔太郎(森山未來)の叫びが印象的だった『世界の中心で、愛をさけぶ』は、日本全国にセカチュー現象を巻き起こした大ヒット作であることは今さら説明するまでもないが、そのセカチューを早くも韓国がリメイク! しかも『猟奇的な彼女』『僕の彼女を紹介します』など、韓国の純愛映画には欠かせない俳優のひとりチャ・テヒョンが主演! とくれば興味を持つ人も多いはず。
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朔太郎にあたるスホを演じるチャ・テヒョンは、失礼ながらどの作品を見てもどの角度から見ても決して「いい男」には映ってこないのだが、気が付くと惚れてしまっているという不思議な魅力を持った俳優。もちろん、今回もその包み込むような優しさを遺憾なく披露している。タイトルでもある「僕の、世界の中心は、君だ」──そんな究極の告白が嫌味なくハマってしまうのは、チャ・テヒョンだからなのかもしれない。
オリジナルの日本版では原作のその後を描き、過去と現在が入り混じった展開だったが、韓国版はより原作に近いストーリー。笑って、泣いて、自身の初恋を懐かしむ……セカチュー同様“泣かせ”の作品なので、ハンカチをお忘れなく!
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