片山さつき議員も目頭をおさえて感動『めぐみ−引き裂かれた家族の30年』自民党試写会実施
『めぐみ−引き裂かれた家族の30年』の特別試写会が11月1日(水)、自民党本部で開かれた。上映前には横田滋さん・早紀江さん夫妻と、拉致問題対策本部長の中川秀直幹事長、拉致問題対策特命委員長の中川昭一政調会長による舞台挨拶も行われた。試写会には片山さつき広報局長や土屋品子外交委員会委員長ら自民党の議員、議員秘書、アメリカ、ロシア、韓国などの大使館の参事官とその家族を中心に500人が出席。上映中は目頭をおさえて観賞する姿が数多く見られた。
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滋さんは「テレビの人探し番組などに出演した30年前からいまだに解決していないことから、いかに長い年月が経ったかがわかっていただけると思います。この問題にあまり関心のない方や、若い方に観てもらえれば、拉致問題がどういうことかわかってもらえる映画になっていると思います」と映画を通じての拉致問題への理解を訴えた。
早紀江さんは、「国会議員のみなさまにこの映画をまっすぐに観ていただくことで、私たちが普通の人間であり庶民であり、普通に笑い、泣き、普通にケンカし、また笑いながら過ごしてきた、その幸せな生活が一変したことをわかっていただけると思います。いまだに戻らない子供たちが何に使われているかわからない、想像するだけで辛い毎日ですが、絶対にこのような悪が続くわけはないと信じています。彼女たちがタラップを下りて来る日を夢見て、この30年を赤裸々に描いてくれた監督たちに感謝します」と一刻も早い問題の解決を願い、映画製作関係者への感謝の気持ちを語った。
出席した各議員も「この映画の持つ重い意味を、世界中の一人でも多くの方に知っていただきたい」(中川幹事長)、「日本中の方に観てもらい、『拉致問題の再認識をしていただきたい』というメッセージとして受け取ってもらいたい」(片山議員)と映画による関心の高まりを期待するとともに「政府、政治、マスコミは失われた30年を取り戻すべく全力を尽くさなくてはなりません。悲しみと希望を共有して、めぐみさんを含めた全員が生還する日まで、みなさんとともに頑張っていきたい」(中川政調会長)と解決に向けた取り組みへの決意を述べた。一般公開は11月25日よりシネマGAGA!ほか全国にて。
《シネマカフェ編集部》
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