ムツゴロウ王国の犬たちと観る『名犬ラッシー』特別試写会
少年と犬の心の絆を描き、時代を超えて多くの人々に愛されてきた不朽の名作の再映画化『名犬ラッシー』。12月23日の公開を控え都内で特別試写会が行われた。「ムツゴロウ王国の犬たちと観る」と銘打って開催されたこの特別試写会。会場には“ムツゴロウ”の愛称でおなじみの畑正憲が、大小合わせて10匹の犬たちを引き連れて駆けつけた。上映前のトークショーでは、ラッシーの犬種であるコリーの賢さや、犬を育てる上での自らの哲学について語ってくれた。
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この30年ほどの間、計3匹のコリーを常にそばに置き続けてきたというムツゴロウさんは「これまで千を越す犬を飼いましたが、賢さ、飼いやすさ、善良さ、忠実さにおいてコリーに勝る犬はいません」とコリーが非常に優秀な犬であることを強調。自分が飼っていたコリーたちが、仲間の犬の危機をムツゴロウさんに知らせてくれたり、犬同士のケンカの仲裁に入ったというエピソードを披露し「この『名犬ラッシー』をきっかけに日本中にコリーが増えてくれたら、と思います」と語った。
ムツゴロウさんによると「犬はこちらの愛情に2倍で応えてくれる」という。ムツゴロウさんが犬の鳴き声を真似て犬たちに向かって吠えると、それまで、用意された鑑賞席でおとなしく様子を見守っていた10匹の犬たちが一斉に呼応。ムツゴロウさんいわく「元気にしてるか?」という呼びかけに犬たちが応えてくれたとのこと。会場からは「すごい!」という驚きの声と共に拍手が沸き起こった。
実際のエピソードを交えながら、「家族以上」と語る犬たちとの関係についてユーモアたっぷりに語ってくれたムツゴロウさん。トークショーが終わりに近づくと「僕の話よりも、早く『ラッシー』を観ましょう! 楽しみですねぇ」と顔を輝かせた。最後に、会場につめかけた観客にメッセージを求められると、トークの間にすっかりおなじみになった「ウォーン!!」という本物さながらの犬の遠吠えで締め会場を沸かせた。
《シネマカフェ編集部》
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