杉咲花と多部未華子が初共演にしてW主演を飾ったPrime Originalドラマシリーズ「クロエマ」が6月12日(金)より、Prime Videoにて世界独占配信開始。原作は「逃げるは恥だが役に立つ」で人気を博した海野つなみによる最新連載作品。さらには、「1122 いいふうふ」でも話題になった今泉力哉監督×今泉かおり脚本という夫婦の再タッグとなり、何とも期待の募る布陣となった。

恋も仕事も家も一度に失った30歳のエマ(杉咲)が、謎めいた資産家クロエ(多部)の屋敷に辿り着いたことから、物語は始まる。境遇も性格も生活スタイルも正反対のふたりだが、クロエの趣味であった占いの店を開店することに。そこには、さまざまな悩みを抱えた相談者たちが訪れるのだった。相談者たちの悩みの中に織り込まれているのは、格差やルッキズム、SNS での炎上など現代社会の問題。ふたりは占いを手掛かりに、相談者たちの言葉の奥にある、まだ明かされていない謎へと迫っていく。
「想像以上に刺激的な毎日」キャスト陣のクロストーク
配信に先立ち、6月9日(火)には「クロエマ」配信記念スペシャルイベントが行われ、杉咲&多部に加え、共演の岩瀬洋志、今泉監督も出席した。

エマとクロエはひょんなことから同居生活を始めるわけだが、ふたりはことさら仲良くなるわけではない。それでも心地よい関係性を築く絶妙な距離感が、作品への共感や魅力を生んでいる。
互いのキャラクターについて、杉咲は「クロエはそっけないふるまいをよくする人ですけど、心の底では他者への興味があったり、困っている人に何かしたいやさしさがにじみ出ていてすてきだなと思います」と寄り添う。クロエは辛辣な言葉を放つが、多部が演じることで不思議と独特の温かさを持って伝わるよう。杉咲は「(多部の)声のやわらかさとかわいらしさで中和されている感じがしていました」と微笑んだ。

一方の多部も、杉咲演じるエマについて「エマは不運なところから始まるけれど、流れに身をまかせていたらクロエに会ったので、クロエに拾われるという幸運な人。自分の性格、意見、ちゃんと芯のあるエマに出会えて、クロエも幸運な人だなと思います」と答えていた。

初共演となった杉咲&多部。互いの印象を聞かれると、杉咲は「小さい頃からたくさんの作品を拝見していたので、ご一緒できるのがすごくうれしくて…!リアリティがあるかどうかだけでは映らない魅力のあるドラマなのですが、非日常的な要素があるところを多部さんが演じることで一気に説得力が増しました。どっしり構えていて、引率していただきました」と非常に頼りにしていたことを明かす。
多部は「私も杉咲さんをたくさんの作品で拝見していました。バラエティー番組での姿も見て、とても朗らかで温かい方かなと思っていて、その印象は変わらずでした。(演技では)とにかく存在感がすごく、いるだけで印象的でした。実際お会いしてすてきだなと思って、毎日刺激的な現場になるだろうなと思っていたら、想像以上に刺激的な毎日を過ごすことができました」と賛辞を送った。

また、クロエがオーナーを務める喫茶店の雇われマスターで、週に1回クロエの家にパフェを作りにくるシモンを務めたのが岩瀬だ。“先輩”ふたりと共演することになったわけだが、岩瀬は「僕からしたらテレビで見ていた方々なので、正直、会う前はすごく緊張していました。クールなのかな?と思っていて、どこまで自分を出していいか不安で。でも、現場ではすごくやさしくて頼もしかったんです。シモンは説明台詞が多くて僕が噛んでいても、おふたりが“大丈夫だよ”と言ってくれてすごくうれしかったです」と杉咲&多部に明るい笑顔を向けた。

キャスト陣のクロストークをうれしそうに聞いていた今泉監督。今泉監督といえば、「冬のなんかさ、春のなんかね」で杉咲とタッグを組み、多部とは『アイネクライネナハトムジーク』以来、二度目の取り組みとなった。杉咲&多部の起用理由について、今泉監督は「この(原作)漫画のキャラクターを誰ができるんだろうと考えて。おふたりとは以前ご一緒したんですけど、見たらこのふたりでしかなりえないかも、と思うくらいすごいハマっていました。原作の海野先生も描いているときに“ふたりを想像するときもある”と、おっしゃったくらい」と俳優としての表現力を手放しで称賛した。
初の今泉組参加となった岩瀬については、「岩瀬さんは、お嬢様…じゃなくて(笑)、王子様的な空気で。この役を演じるのは岩瀬さんでよかったと思いました。純喫茶で働いている役だけど、ホテルマンのようにお辞儀がめちゃくちゃ深くて、喫茶店に行ったことないんじゃないかと(笑)」と撮影秘話を語ると、岩瀬も「深いと僕は思っていなかったんですけど、深かったらしいです。90度を超えていたかも(笑)」と岩瀬スマイルをさく裂させる。これには、杉咲&多部も思わず笑みをこぼしていた。

さらに、この日は劇中、エマ&クロエが食べていたパフェを岩瀬が実際食べることに。「えっ!」と目を輝かせる岩瀬は、集まった観客に向かい「食べたいでしょ?ダメです、僕が食べます~」と茶目っけたっぷりに言ってみせると、客席からは思わず「かわいい~…」とため息が漏れた。

一口食べると岩瀬はぎゅっと目をつむり、「やっぱりすごくおいしいです!」と言いつつ、シモンを取り戻すようにパフェの説明も流暢に行った。目じりを下げて岩瀬を見つめていた杉咲は、「パフェは全部とってもおいしいけど、中でも一番好きなのがこの黒糖かりんとうパフェだったので、いいな~と思って見ていました」と言い、多部も「撮影が終わった後に完食して帰ったのを覚えています(笑)」とおいしさを反芻していた。

「なぜだか観てて心地よい」「もうハマってしまった」杉咲&多部ペアに絶賛の声

配信に先駆け、同イベント内にて行われた「クロエマ」本編1、2話上映後、観客にアンケートを実施。集まった感想では、とにかくエマとクロエのふたりのやり取りに注目が集まった。
「対照的な性格のクロエとエマふたりの会話のテンポ感がいい感じ」、「面白い展開だし、役者さんたちの表情とか間とかクロエとエマの掛け合いとかすっっごい見応えあった!!」、「クロエマめっちゃおもしろい!もうハマってしまった。会話のテンポ、キャラがすごい好き」、「正反対な性格で衝突もするのに、なぜだか観てて心地よいクロエとエマ」、「パフェを頬張る杉咲花さん、不器用なご令嬢多部未華子さんの愛おしさ満点」と、物語をけん引する杉咲&多部ペアに絶賛の声が数多く寄せられた。

また、毎話注目のパフェシーンにも熱視線が注がれた様子で、「イケメン作パフェも美味しそう。夜まったり甘いものでも食べながら観たいドラマでした」、「私もご褒美パフェ食べたいよぉ」、「パフェ食べたいのと占ってもらいたい笑」と、自宅でまったりくつろいでおいしいものを食べながら見られるドラマとしても見過ごせない。「主演のおふたりの空気感に馴染んでる洋志くんとてもかわいかった」と、岩瀬のキャスティングにも納得の声が上がっていた。

本作の魅力の一つに「ミステリーが解決するときも、しないときもある」という点がある。
イベント内で、杉咲は「すごく好きなのは、いったん問題を横に置いておき、自分たちのことを癒やす、ねぎらう時間をちゃんと割くところ。なので毎回最後にパフェのシーンがあって。そういう時間は豊かだし、だから息継ぎできることってあるなあと思いました」と実感を持って語っていた。これについては、観客も「ドラマ本編も笑えたり考えさせられたりリラックスして楽しめる映像でした。続きが楽しみ」、「人の悩みを解決に導くわけではなく、いろんな考えがあるよねとそっと寄り添い、見守る優しさに溢れてた」、「正解を導くのではなく、人生いろいろあるよな~パフェ食べよって肩の力を抜いてくれるドラマでした」など、大いに賛同した模様だった。
今泉監督が織りなす世界観に生きる杉咲・多部・岩瀬らの心地よい会話劇を楽しめる本ドラマ。ぜひお気に入りの“おとも”とともに堪能してほしい。
Prime Originalドラマシリーズ「クロエマ」視聴ページ
Prime Originalドラマシリーズ「クロエマ」は6月12日(金)より毎週金曜日3週にわたり、Prime Videoにて世界独占配信開始(全5話)。
製作著作:WOWOW
Ⓒ海野つなみ/講談社 Ⓒ2026 WOWOW

