色気あり、厭らしさあり、粋あり『さくらん』レビュー
人気コミックの映画化が続くなか、女性から注目を集めている作品と言えば『さくらん』! 蜷川実花(監督)、安野モヨコ(原作)、椎名林檎(音楽)、土屋アンナ(主演)という女性が憧れるアーティストたちがタッグを組んだエンターテイメントだ。この作品が吉原遊郭を舞台に描かれてきた今までの時代劇と大きく異なるのは、自分の世界観を自由に表現できる現代の女たちが、自由を奪われた江戸時代の吉原の女たちを描くという“女性の目線”にある。
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写真家として成功を収めていても監督業は別物。不安を抱く人も多いはず。しかし、先ほども言ったように女性だからこそ気付く視点、女性だからこそ描ける視線──例えば、煌びやかな衣装や絢爛豪華なセットにうっとりする一方で、何も身にまとわない女性の乳房を大胆に切り取ったシーンに驚いたり…と、色気あり、厭らしさあり、粋あり、さらにビジュアル的にも目を引く、なんとも魅力的な作品なのだ。
そして、ここ数年で定着してきたヒット映画×ヒット主題歌の方程式に『さくらん』も該当すると思われる。ただ、他と少し違うのは映画の中に音楽が溶け込んでいるというよりは、原作、映像、音楽という3つの異なるフィールドで3人の女性それぞれが吉原で生きる女の生き様を描き勝負させているという見方もできること。という意味では椎名林檎の強さがちょっと飛び出すぎの気もするが、監督の掲げた作品のテーマ“かっこよさ”を考えたらアリなのだろう。
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