恋する人へ贈る恋愛指南書『ホリデイ』キャメロン・ディアス、ジュード・ロウ、ナンシー・マイヤーズ監督来日記者会見
『恋愛適齢期』のナンシー・マイヤーズ監督最新作『ホリデイ』の公開に先立ち、主演のキャメロン・ディアスとジュード・ロウ、そしてナンシー・マイヤーズ監督が来日。3月14日(水)に記者会見が行われた。
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「アマンダを現代的な女性にしたかったんです。彼女の強さ、弱さ、人に好かれ、共感できるような女性像を作ろうと思いました。15年間泣いていないというのはあまり共感できないかもしれませんが(笑)。彼女にも心の葛藤があり、探していた答えを見つけたときオープンになれたんだ、と気づいてもらえると思います。とにかく脚本が素晴らしかったんです」と、脚本も担当したマイヤーズ監督を絶賛するキャメロン。
元々脚本家として活躍していたマイヤーズ監督は「いろいろなキャラクターを通して、実生活ではコントロールできないような人間関係を、私が作り上げて、ある意味で彼らの運命をコントロールできるわけです。もちろん実生活では友達や家族との関係があるのですが、なかなかうまくいかなかったりしますよね」と自身の脚本術を披露。また、「やはりコミュニケーションをとっていく中で大切なのは自分自身の平穏を持つことです。それがあれば人間関係はうまくいくと思います。これは作品の中でも4人キャラクターも全部そう。自分の中の問題を解決して初めて人間関係が作れるのです」と続け、周囲と積極的に交流することの大切さを訴えた。
「まず、この作品のシナリオに惹かれました。それにマイヤーズ監督は本当に素晴らしい作家であり監督ですから、出演できて嬉しかったです」と本作に出演した経緯を語るジュード。「僕はこれまでシニカルで、ダークな役を演じることが多く、今回の役柄はとても軽めでした。僕をこのグラハム役に起用するのは監督にとって、とても勇気がいることだったと思います。キャメロンに愛を告白するシーンで、どうしてもいつもの癖で眉間にしわを寄せてしまって…(笑)。これは僕にとっても新たな挑戦だったと思います」とこれまでの自身のイメージを覆すような、本作での役どころを語った。
最後に、新しい出会いを待つみなさんへキャメロンとジュードからアドバイスをもらった。「やっぱり外に出ていかないと何も起こりません。人生はジェットコースター。いろんな人と出会って、自分らしさを出して楽しんでください」とキャメロン。そしてジュードは、「監督が作品の中で良いアドバイスをしていると思います。つまり、自分の環境を変えること。そして自分自身に恋をする。そうするときっと素敵な出会いが待っていると思います」とコメントした。
洗練された大人のロマンスを描いた『ホリデイ』は3月24日(土)より日劇3ほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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