【カンヌ映画祭レポートvol.29】タランティーノ、女の子会話にも精通
『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』の公式上映後は、『デス・プルーフ(原題)』のラウンドテーブル取材。その取材のために、会場になるノガ・ヒルトン向かいにある、オレンジ(公式協賛の通信企業。毎日プレスセンターでお世話になっているのはココなの)のラウンジに直行したわ。ま〜ホントに暑いのなんの! 暑い暑いと思っていたら、実は本当に30度を超してたんですって、昨日から。きゃ〜! 日本の夏並み。
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ってなわけで、ラウンド取材開始。出席者は、クエンティン・タランティーノ、カート・ラッセル、ロザリオ・ドーソン、ゾーイ・ベル、トレイシー・トムズ(ゾーイとトレイシーは2人まとめて)。このくそ暑い中、なんとテラス席での取材とあって、あたしはいいとしてもタレントさんたちがつらそう…。タラちゃんなんて、かなり太っちゃったから汗ダラダラでしゃべりまくっていたわ。
写真はラウンド中の模様よ。たまにはこういう写真も載せなきゃだめよね。本当は撮っちゃいけないんだけど、顔がわからない程度だから大目に見て〜!(よーーーーーく見るとタラちゃんが写ってるわよ)
そこで質問。なんつってもこの作品で気になるのは、橋田壽賀子ドラマ真っ青の長〜いセリフ。それも日本語のセリフをあてるならばギャル語になりそうな、ガールズトークをどうやったかが気になってたの!
「女の子がくっちゃべってるところはどうやったのかって? そりゃ僕が脚本を全部用意したよ。だって、僕は脚本家でもあるんだぜ。女の子の会話くらい、いつもいつも観察してるよ。だから、あんなに長くてリアルなセリフができたんだ。アドリブは一切なしね」
ビックリ〜! ホントはアドリブなんでしょ? なんて思っていたけど、こりゃすげーわ。日本の公開も決まってるから、みなさんも楽しみに待っててね。すごいもん見られるわよ。
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http://www.cinemacafe.net/fes/cannes2007/
《text:Masamichi Yoshihiro》
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