本仮屋ユイカも「思わずドキッ!」 鈴木杏が見せる“完璧なる妖艶さ”
「BANANA FISH」などで知られる吉田秋生の同名人気漫画を映画化した『吉祥天女』が6月30日(土)に初日を迎える。若くしてその実力は折り紙つきの鈴木杏と本仮屋ユイカが初めて共演を果たしたということでも話題の本作。6月20日(水)、この2人が出席してのお茶会を兼ねた記者会見が東京・浜離宮の茶室「芳梅亭」にて開かれた。
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鮮やかな着物姿で登場した2人は同い年。まずは杏さんにユイカさんの印象を聞いてみると出てきた言葉は「天然記念物」。「自分の考えを自分の言葉で伝えることも出来るんだけど、すごく抜けてるところがあったり、話が突拍子もない方向に行ったり。追いついてゆくのが大変なんですが、面白くてすごく素敵な人です」と笑顔で答えてくれた。だが、同い年の女優との共演から学ぶ部分も多かったようで「女優さんとしても、一人の女の子としてもこれまでに出会ったことがない刺激的な存在」とも。同じ質問にユイカさんは「鈴木杏ちゃんという人は私が女優を志したときにはすでに女優として活躍しており、自分にとって特別な存在。実際共演してみて、『完璧』という言葉が当てはまる人でした」とこちらも絶賛。これには杏さんが「さっきから汗が止まらないです」と照れた様子。
劇中で杏さんが演じた小夜子の妖艶さについてもユイカさんは「実際に現場で見てると本当に小夜子そのものなんです。『鈴木杏ちゃんてこんなに色っぽいんだな』って。ゴミを取ってくれる仕種までが色っぽいんですよ」と手放しで褒めたたえる。杏さん自身は完成作を観ても自分の演技をなかなか客観視できない、としながらも「自分でも見たことのない自分の顔というのを監督、カメラマンさんに撮っていただいてたんだな、と思うシーンもあり嬉しかったです」と語る。そして「今までは『陽』の明るくて元気な女の子をやらせていただいて、『陰』の小夜子みたいな女の子は初めてだったのでこれからもどんどん『陰』の役の人たちをやっていけるようにがんばらなきゃ、と思いました」と決意を新たに語ってくれた。
金沢での撮影の合間には兼六園に遊びに行ったという2人だが、並んでお茶を飲む姿を見ても2人の仲の良さ、同世代の仲間への安心感が伝わってくる。そんな2人に20歳を迎えての気持ちを聞いてみた。杏さんが「今はいろんなことにチャレンジして、どんどん吸収していきたいと思います。発散するよりは、出来るだけ自分の中に入れてしまいたいという気持ちが強いです」と語る一方、ユイカさんは「小夜子みたいな妖艶さを少しずつ身につけて大きくなっていきたいです」と笑顔で宣言してくれた。折しも同世代の宮崎あおいさんが結婚を発表したばかり。親交のある杏さんは「かっこいいなって感動しました」と祝福し、ユイカさんも「これからあおいさんがどういう演技をしていくのか、いち視聴者としてもすごく楽しみです」と同世代で活躍する仲間にエールを送った。好調といわれる邦画だが、それを支える若き女優たちの強さ、そして美しさをひしひしと感じさせてくれる会見だった。鈴木杏と本仮屋ユイカ、邦画のこれからを背負う2人の、少女から大人への移り変わりが堪能できる『吉祥天女』は6月30日(土)より渋谷Q-AXシネマほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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