九州から韓国へ! 『逃亡くそたわけ』プチョン国際ファンタスティック映画祭に招待
2006年に「沖で待つ」で芥川賞を受賞した絲山秋子が2005年に発表した小説「逃亡くそたわけ」を映画化した『逃亡くそたわけ−21才の夏』。6月上旬に開催された第13回宮崎映画祭でオープニング上映を飾った本作が、作品の舞台である九州を飛び出して、韓国の地で上映されることが決定! 7月12日から21日まで、首都ソウルの隣に位置し韓国有数の芸術都市として知られるプチョンで開催されるプチョン国際ファンタスティック映画祭の正式招待部門において、公式上映されることが決まった。
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『逃亡くそたわけ−21才の夏』は、躁病の“花ちゃん”と鬱病の“なごやん”が入院先の精神病院から逃げ出し、博多から鹿児島までの珍道中を描いた青春ロードムービー。主演はファッションモデルからCM、映画、舞台に至るまで幅広い活躍をみせる今注目株の若手女優・美波と、休止していた芸能活動に昨年復帰し、『夕凪の街 桜の国』でも新たな一面をみせている吉沢悠。このフレッシュな2人が、実に素直な演技で現代の社会問題である“こころの病”に、正面から向き合うことの大切さを伝えてくれる。
プチョン国際ファンタスティック映画祭は、韓国では釜山国際映画祭と並ぶ2大映画祭のひとつ。想像力豊かな作品を紹介、評価することを趣旨としており、今年で11回目を迎える。映画の舞台にもなった宮崎で喝采を浴びた本作が海外の映画祭でどのように受け入れられるか、ぜひ注目したい。
《シネマカフェ編集部》
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