祝100万人! 北九州発「スターフライヤー」と『サッド ヴァケイション』の関係
クールな黒に身を染めた機体、そして全席が黒の本革張り、エコノミークラスとは思えないビジネスクラス級のゆとりを持つ、その名も「スターフライヤー」。昨年の3月に福岡・北九州と東京を結ぶエアラインとして誕生した、この“黒い飛行機”が8月9日(木)、ついに搭乗者100万人を達成した。同日、この記念セレモニーが開催され、同社とコラボレーション・キャンペーンを行っている映画『サッド ヴァケイション』から青山真治監督、板谷由夏がお祝いに駆けつけ、スターフライヤーに対する思い、そして作品について語ってくれた。
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ちょうど夏休みということで、多くの家族連れや学生たちで賑わいを見せた、羽田空港ターミナル。そしてスタッフが固唾を呑んで見守るなか、記念すべき100万人目の搭乗者、10歳の中野舞さんがスターフライヤーの搭乗口をくぐった。セレモニーでは、ラッキーガールとなった中野さんへ、ゲストから花束と往復航空券、スターフライヤーのモデルプレインが贈呈された。
北九州で全編オールロケを敢行した映画『サッド ヴァケイション』に特別協力しているこのスターフライヤーは、撮影時の移動手段として大活躍したそうだ。「日本の国内便の中で一番心地よい飛行機で、撮影の移動やロケハンの時、いつも黒い椅子に座るのが楽しみでした」と語った青山監督。自らの集大成である本作について「今回で北九州(を舞台にした映画)は3作目となりますが、故郷に恩返しをする気持ちで、僕が知っている北九州のことを全部撮りました。北九州でなければ出せないこの空気感をぜひ感じてほしいです」とメッセージを贈った。
監督と同様、北九州市出身の板谷さんも「地元での撮影は感慨深かったですし、両親もとても嬉しかったみたいです。北九州は“ただいま”と言うと、みんなが手を広げて“おかえり”と言ってくれるところです」と語る。スターフライヤーでの思い出はというと、「機内で出るチョコレートが毎回楽しみでした(笑)」と微笑ましいエピソード。最後に、先日決定した、本作のヴェネチア映画祭出品に向けて「(浅野忠信を始め)豪華なメンバーで一緒に行けるのがすごく嬉しいです」と意気込みを見せてくれた。大空を舞う“黒の機体”の勢いに乗せて、世界の舞台へ羽ばたく本作に期待したい。
北九州を飛び立ち、ヴェネチア、トロントへと巡る『サッド ヴァケイション』は凱旋ののち、9月8日(土)よりシネマライズほか全国にて公開。
・スターフライヤー×『サッド ヴァケイション』キャンペーン
http://www.starflyer.jp/index.html
《シネマカフェ編集部》
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