安田成美VS由紀さおり? 日本一暑い街で冬物衣裳で熱唱『歓喜の歌』クランクアップ
“みたまレディースコーラス”と“みたま町コーラスガールズ”。この似た名前のコーラスグループの、よりによって大晦日の日のコンサート予約をダブルブッキングしてしまった、とある地方都市の市民会館。刻々と迫るタイムリミットに加え、それぞれの事情と都合の数々が絡み合って…。立川志の輔の新作落語を原作に、市井に生きる人々の悲喜こもごもを描いた『歓喜の歌』。9月1日(土)、埼玉県熊谷市の妻沼中央公民館大ホールにて、700人のエキストラを前にしての、壮大なクライマックスの合唱シーンの撮影が報道陣に公開され、その後のクランクアップ記者会見に主演の小林薫に安田成美、伊藤淳史、由紀さおり、浅田美代子、そして松岡錠司監督が出席した。
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物語の設定が年末ということで、キャスト陣は真冬の衣装で登場したが、熊谷市と言えば先日、40.9度という過去最高記録を74年ぶりに更新した街。優柔不断で事なかれ主義の主人公・飯塚主任を演じた小林さんは「一番暑い8月に、しかも熊谷で冬物を着ての撮影は、映画の撮影というより耐久レースみたいな感じで過酷でした」と“暑き”撮影の日々をふり返った。
飯塚を持ち前の明るさと大らかさで動かしていく“みたま町コーラスガールズ”リーダー・五十嵐純子を演じたのは、6年ぶりの映画出演となった安田さん。「(6年ぶりということで)よく出られたな、と半分思いつつも、頑張ってやろうと、毎日ドキドキしながら現場に入っていました」と語ってくれた。
「歌うことの大切さ、意味を教えてくれる作品になると思います」とコメントしてくれたのは“みたまレディースコーラス”のリーダー・松尾みすずに扮した由紀さん。日本歌唱界の第一人者がなんと市民コーラスグループのメンバーに! どんな歌声を披露してくれるのか、いまから楽しみだ。
飯塚の部下・加藤を演じた伊藤さんは「小林さんのお芝居に吹き出さないようにするのが大変でした」と語ったが、2人の間に一体どんなコミカルなやりとりが?
浅田さんは飯塚の妻・さえ子に扮したが「ママさんコーラスの話と聞いて、ワクワクして台本を読んだら一切歌わない役で『あ〜そうか…』って(笑)」と残念そう。
松岡監督は「俳優のみなさんには苦労をかけましたが、自分なりに手応えを感じています。画面には冬の情景がきちんと映っていて、胸をなでおろしました」と無事にクランクアップを迎えてホッとした様子を見せた。
果たして大晦日の夜に鳴り響くのは“歓喜の歌”か? それとも——。ママさんコーラスが日本を救う? 『歓喜の歌』は2008年新春第2弾としてシネカノン有楽町、渋谷アミューズCQNほか全国にて公開される。
《シネマカフェ編集部》
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