松下奈緒が現場で泰造のスルメをパクリ!? 総勢10名揃い踏み『未来予想図』試写会
DREAMS COME TRUEの数々のヒット曲の中でも世代を超えて深く愛されている名曲「未来予想図」、「未来予想図 II」に描かれた世界を映画化した『未来予想図〜ア・イ・シ・テ・ルのサイン〜』。10月6日(土)の公開を直前に控え、本作の完成披露試写会が10月3日(水)に開催され、上映前の舞台挨拶に松下奈緒、竹財輝之助、原田泰造、加藤雅也、石黒賢、松坂慶子、関めぐみ、藤井美菜、弓削智久と蝶野博監督の総勢10名が登壇した。
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ヒロインさやかを演じた松下さんは「私自身、この役を演じながら優しい気持ちになれました。温かいものが残る映画です」と作品をアピール。ドリカムの曲に関しては幼稚園の頃から聴いていたという松下さん。「まさか自分がこの映画に携わることになるとは思ってもみなかったので、感謝の気持ちでいっぱいです」。映画の主題歌「ア・イ・シ・テ・ルのサイン 〜わたしたちの未来予想図〜」を撮影現場で初めてこの曲を聞いたとき「さやかの気持ちを代弁しているような強いメッセージを感じて泣いてしまいました」という松下さん。つめかけた観客に向けて「映画を観終わったら、大切な人と手をつないで帰ってください! 絶対そんな気持ちになると思います」と語りかけた。
そんな松下さん扮するさやかを優しく包み込む母・陽子を演じた松坂さんは「試写会というよりもコンサートのような熱気を感じます」と超満員の客席に驚いた様子。そして「母娘と言うよりは姉妹のような雰囲気で演じております。ハッピーな気持ちになれる映画です」と語ってくれた。
さやかの妹・あすか役の藤井さんは「松坂さんと松下さんという素晴らしい家族の仲間に入れていただき、楽しく現場に臨みました」と初々しい表情で語った。
主人公の2人にとってかけがえのない友人である美樹と稔をそれぞれ演じた関さんと弓削さん。「数日間しかみなさんとご一緒できなかったのですが、この映画に参加できたことを本当に嬉しく思います」(関さん)、「自分にも10年来の大切な親友がいますが、(竹財さん扮する)慶太にとってそんな存在になれたら、という思いで演じました」(弓削さん)と、共に作品・役柄への強い思いを感じさせるコメントを残してくれた。
「やっとこの日を迎えたな、という気持ちです」と語るのは、夢に向かって突き進むもう一人の主人公・慶太に扮した竹財さん。「慶太とさやかの恋愛が軸になっていますが、さやかと母の陽子、(原田さん扮する)拓己と妻の苑の話など、いろんな物語があり、絶対にどこかで共感していただける部分があると思います」と作品をアピールした。
その竹財さんが「最初は怖いイメージがあったけど、本当に気さくで、スペインのロケではすごくお世話になりました」と語るのが、彫刻家としてスペインに暮らす中島を演じた加藤さん。「実は、僕が18年前に出演した映画で、蝶野監督はサード助監督をされてました。監督は今日の日こそを“未来予想図”として思い描いていたことと思いますが、この場に立ち会うことができて嬉しいです」と感慨深げに語った。
石黒さんが演じたのは、さやかを厳しくも温かく見守る上司の後藤。石黒さんは「この映画のご縁で、初めてドリカムのライブを拝見したんですが、2人のパワーを間近で感じることができました。彼らの曲を好きになってくれている人たちの期待に応えたい、という気持ちで演じました」と映画に込めた思いを語った。
そしてこの日、一番会場を盛り上げてくれたのはやはりこの人、花火職人・拓己を演じた原田さん。紹介を受けるやいなや「曲がったことは大嫌い…原田泰三です!」と歌いながら挨拶。普段の原田さんとは正反対とも言える、寡黙な職人に扮したが「静かな役ということで、気持ちが入りすぎて、家でも静かにしてました」と超ハイテンション挨拶からは信じられないような役作りの過程を明かしてくれた。「妻からは『あなた、何で黙ってるの?』と言われました」というほどだったとか。さらに、「撮影の合間にスルメを食べてたんですが、撮影から戻ってきたら松下さんに食べられてました。意外に大胆な方だなぁって(笑)」と撮影中のエピソードを披露。この日、風邪で熱があったというの原田さんだが、このサービス精神はさすが!
蝶野監督は「こうしてみなさんにお披露目できて感無量です。『未来予想図』の世界観をもとに描かれている純粋さ、温かさ、優しさを楽しんでいただきたいと思います」と挨拶。さらに「ドリカムの中村(正人)さん、吉田(美和)さんをはじめ、みなさんのご協力に本当に感謝しております。いま、吉田さんは大変つらい時期にあると思いますが、再び彼女が素晴らしい曲を聴かせてくれることを心から願っております」と語ると、会場からは大きな拍手がわき起こった。
『未来予想図〜ア・イ・シ・テ・ルのサイン〜』は10月6日(土)より丸の内ピカデりー2ほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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