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【東京国際映画祭レポートvol.27】小栗旬と山田孝之の殴り合いに女性ファン熱狂

いまだかつて誰ひとり成し遂げたことのない鈴蘭男子高校完全制覇を懸け、“カラス”の異名をとる筋金入りの不良たちが熱き戦いに身を投じる! 累計発行部数3,200万部を誇る伝説のコミックをオリジナルストーリーで映画化した『クローズ ZERO』。10月25日(木)、本作が特別招待作品として上映され、主演の小栗旬、山田孝之にやべきょうすけ、そして三池崇史監督とプロデューサーの山本又一朗が上映前の舞台挨拶に登壇した。

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『クローズ ZERO』舞台挨拶に集結した“カラスたち”。右から三池崇史監督、山田孝之、小栗旬、やべきょうすけ、山本又一朗プロデューサー
『クローズ ZERO』舞台挨拶に集結した“カラスたち”。右から三池崇史監督、山田孝之、小栗旬、やべきょうすけ、山本又一朗プロデューサー 全 3 枚
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いまだかつて誰ひとり成し遂げたことのない鈴蘭男子高校完全制覇を懸け、“カラス”の異名をとる筋金入りの不良たちが熱き戦いに身を投じる! 累計発行部数3,200万部を誇る伝説のコミックをオリジナルストーリーで映画化した『クローズ ZERO』。10月25日(木)、本作が特別招待作品として上映され、主演の小栗旬、山田孝之にやべきょうすけ、そして三池崇史監督とプロデューサーの山本又一朗が上映前の舞台挨拶に登壇した。

これまで、甘いマスクの王子様役を演じることが多かった小栗さんだが、本作ではそんなイメージを覆す、熱き闘争本能を秘めた主人公・源治を熱演している。小栗さんは撮影をふり返り「とにかく、この映画に参加できて、源治という一人の男をやりきったことを誇りに思います」と充実した表情で語った。ちなみに、今年の映画祭でチケットが真っ先に売り切れたのがこの『クローズ ZERO』。喧嘩中心の内容にもかかわらず、満員の客席の9割ほどを女性客が埋め尽くした。小栗さんに、女性客に向けての本作の見どころを聞いてみると「この映画は、学ランを着た男たちがひたすら喧嘩に明け暮れるという由緒正しき日本映画です。こんな題材ですが、物語の根幹にあるのは人間ドラマで、とにかくこの映画に出てくる人間はみんな、一生懸命生きて、毎日を楽しくする方法を探しています。それぞれの俳優が、魅力的なキャラクターをチャーミングに演じているので、女性でも男性でも、素直に物語を観て、キャラクターを愛していただければと思います」と語ってくれた。

鈴蘭高の卒業生であり、源治に鈴蘭制覇の夢を託すチンピラ・片桐拳に扮したやべさんは、小栗さんを始め若き共演者たちを「みんな本当に素晴らしい役者です。感性豊かで、何かを人に伝えようという思いが非常に強い人間ばかりでした」と称賛する。さらに作品について「この中には、出会いの大切さ、痛み、そして成長といったものが収められています。観た人がそれぞれに、いろんなことを感じてくだされば幸いです」と語ってくれた。

続いてマイクを握った山田さんは「作った側は、胸を張って楽しい映画が出来たと思っています。ぜひ楽しんでいただきたいと思います」と短い言葉の中に作品への強い思いと自信を込めた。今回の多摩雄役で、山田さんもまたこれまでにない役柄を演じているが「こういう役を演じることを望んでいましたが、なかなか機会がなくて、やっときたチャンスでした。役者として、また一つ別の顔が見せられれば、という気持ちで演じました。でもアクションシーンに関しては、慣れない上に『こんなにあるのか!』ってくらいアクションシーンだらけで、苦労しました」と本作におけるチャレンジを語ってくれた。

山本プロデューサーの「ガラの悪い生徒たちの物語で、文科省の推薦はいただけませんが、人間ドラマとしては推薦してくれても良さそうなものに仕上がっています!」という言葉を受けて、冗談めかして「防衛省と警察庁の推薦はいただきました(笑)」と語る三池監督。これから映画を鑑賞する観客に向けて「こういう男たちがいる限り、日本はまだまだ大丈夫ですから、みなさんも身を任せて映画を楽しんで下さい」と呼びかけた。カラスたちは戦いの果てに何を見るのか——? 

『クローズ ZERO』は10月27日(土)より全国東宝系にて公開。

「東京国際映画祭特集」
http://blog.cinemacafe.net/tiff2007/ 

《シネマカフェ編集部》

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