知的俳優ジャレッド・レトが激太り!? 『チャプター27』で世紀の犯罪者を怪演
世界中を涙させたジョン・レノン殺害事件の真実に迫った衝撃作『チャプター27』。最も敬愛するアーティストを自らの手で殺めてしまった男、マーク・デイヴィッド・チャップマンの深層心理が、本人のインタビューを基に忠実に描かれる。本作で、このチャップマンを演じるのは、知的な演技派として知られ、最近ではバンド「30 Seconds To Mars」のボーカルとして音楽活動にも精力的な、ジャレッド・レト。名だたる俳優陣を前に圧倒的な存在感を示した『レクイエム・フォー・ドリーム』('00)以来の主演作とあって、執念の役作りで本作に挑んだ。チャップマンになりきるため、本人のインタビュー映像から、仕草や話し方まで徹底的に研究し、顔に特殊メイキャップを施して撮影に挑んだ。しかし何よりも30キロもの体重の増量という挑戦に、彼の役者魂を感じずにはいられない。
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撮影期間中には、夢の中にまでチャップマンが出てくるほど「これまでの人生の中で最も凄まじい経験」と後に語ったジャレッド。元々太りにくい体質だという彼が、いかにして増量を成功させたのか? 話によれば、栄養士と相談し、食事を炭水化物を中心のものに変え、1〜2か月とじっくり時間をかけて増量したという。またハーゲンダッツのアイスクリームを電子レンジで溶かして飲んだり、ベーグルやファーストフードを食べ、さらに撮影中も体重を維持するために、ミルクシェークを大量に飲んだとか。
レノンのファンであり、レノンを消し去る男、2つの顔を使い分けたチャップマン。愛読書であるJ・D・サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」を手にし、彼は何を思い犯行に手を染めてしまったのか? そしてその先で、彼は何者になろうとしてたのか? ジャレッドが見せる生身のチャップマンによって、彼の絶望と苦悩がいま明かされる。『チャプター27』は12月中旬、シネクイントほか全国にて公開。
ただいまシネマライブ!にて『チャプター27』紹介中!
http://www.cinemacafe.net/live/
《シネマカフェ編集部》
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